趣味について

今日、自社の懇親会に出て、色々お話ししてきたわけだが。

相変わらず、自分の趣味について(鉄道乗りつぶしとか)理解はされないようで。むしろ、小馬鹿にするような向きさえ感じられる。しかし、そういう人って基本趣味を持ってないんだな。さらに、趣味を持つことのメリットを尋ねてきたり、何が楽しいのかと興味を示すのではなく、くだらないことをするなと言わんばかりのこともある。

趣味を持つメリットを尋ねてくるとき、趣味を持つことによるストレス解消とか達成感とかそんなものは彼らの関心事ではない。お金が儲かるか、世間の評価が上がるかというのが彼らのもっとも興味を引くところなのだ。

常々周りには訴え続けてることなんだけど、趣味によって何かしらの実利(お金が儲かる、社会的評価が上がる)を求めるなら、趣味を持たない方がいい。それは、趣味ではなく、単なる世間体への取り繕い、見栄でしかない。本当の趣味は、他人に評価されるためにするのではなく、自分が楽しむためにすることなのだから。

そんなわけで、自分の趣味を世間に広く理解してもらおうとは思わない。そんなことをしたら、趣味ではなくただの見栄っ張りな行動になってしまうから。

趣味というものの意味を、彼らにもちゃんと理解してほしいと思う。私は、乗り鉄(マスコミがでっち上げた言葉だからあまり好きではないが)として、日本の鉄道に99%以上乗車しているけれど、それを伝えるだけの値打ちは彼らにないと思うから、あえて言わないことにしている。

趣味とは、人に自慢したり社会的評価を上げるものではない。自分の好奇心を充足し、達成感を得るための手段である。それを理解できたなら、私の趣味について語ってもよいと思う。