えちごツーデーパスの旅

0.はじめに

特に休みをもらったわけでもないが、通常の週末で少し長い旅をしてみよう。そう考えて行き先を検討した。基本的にJR線は一部の新線を除いて走破済みなので、位置ゲー(駅メモ!など)を基準にして考えることにした。すると、新潟県・長野県の一部(弥彦線、飯山線、北越急行など)が未走破であることに気付いた(もちろん、位置ゲーでの話である)。

そのエリアを満たすきっぷはあったかな?あった!新潟エリアを回れるえちごツーデーパス、えちごワンデーパスというものがある。これは通年発売なので、時期を気にしなくてよい。

参考までにフリーエリアを記載しておくと、ワンデーパスの方は、JR信越本線宮内~新潟間、越後線出雲崎~新潟間、上越線小千谷~宮内間、弥彦線全線、上越新幹線長岡~新潟間(特急券が必要)、磐越西線新津~日出谷間、羽越本線新津~村上間、白新線全線、米坂線坂町~小国間、ツーデーパスの方はJR信越本線直江津~新潟間、越後線全線、上越線越後中里~宮内間、飯山線津南~越後川口間、只見線小出~大白川間、北越急行全線、えちごトキめき鉄道全線(妙高はねうまライン、日本海ひすいライン)、弥彦線全線、上越新幹線越後湯沢~新潟間(特急券が必要)、磐越西線新津~野沢間、羽越本線新津~府屋間、白新線全線、米坂線坂町~小国間となる。

新潟から上の方は(羽越本線、磐越西線など)は走破済み、それに大雨による水害で一部区間で運転が制限されている。一方、南の方の北越急行やえちごトキめき鉄道、飯山線あたりは未走破である。少しお値段は高くなるが、ツーデーパスの方を利用することにした。ということは、2日間使わないともったいない。よし、2日間かけて回れるところを回ろう。かなり昔に旧信越本線、北陸本線の跡を辿って富山までの第3セクターの旅をしたことがあるのだが、どうやら駅メモを始める前だったようだ。

1.プランニング

まず、位置ゲーにおける新潟県内の未訪問路線をチェックすると、
ステーションメモリーズ!(以下駅メモ):只見線大白川~藪神間、信越本線茨目~来迎寺間、飯山線足滝~内ヶ巻間、大糸線平岩~姫川間、弥彦線矢作~弥彦間、えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン二本木~妙高高原間、日本海ひすいライン市振~親不知間及び浦本~谷浜間(えちご押上ひすい海岸は言うまでもない)、北越急行美佐島~くびき間(ほぼ全区間)。
駅メモ!OurRails(以下アワメモ):羽越本線新津~府屋間(全区間)、磐越西線新津~豊実間(全区間)、只見線大白川~小出間(全区間)、上越線土樽~宮内間(全区間)、信越本線茨目~亀田間(ほぼ全区間)、飯山線足滝~越後川口間(全区間)、大糸線平岩~糸魚川間(全区間)、弥彦線全線、えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン妙高高原~新井間、日本海ひすいライン市振~谷浜間(全区間)、北越急行六日町~くびき間(ほぼ全線)。
駅奪取:羽越本線水原、月岡(取り漏れ)、磐越西線豊実~新関間、只見線大白川~藪神間(ほぼ全区間)、信越本線茨目~来迎寺間、三条、東三条、加茂、田上~古津間(新幹線から取れなかった所だろう)、飯山線足滝~内ヶ巻間(ほぼ全区間)、大糸線平岩~糸魚川間(全区間)、弥彦線弥彦、えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン妙高高原~関山間、日本海ひすいライン市振~谷浜間(ほぼ全区間)、北越急行美佐島~大池いこいの森間(ほぼ全区間)。
トレすご:信越本線茨目~前川間、亀田、越後石山、弥彦線全線、飯山線全線(長野県内も)、只見線大白川~藪神間(ほぼ全区間)
トレすごタウンはどうでもいいや。

うーん、区間が多すぎるのでとりあえず駅メモ!基準で考えよう。只見線はちょっと運行状況が怪しい、大糸線は離れすぎている、というよりえちごツーデーパスのエリア外である(JR西日本の管轄だからな)。という理由で外した。それ以外で回れそうなところを回ることにした。 続きを読む えちごツーデーパスの旅

新潟・山形・福島の旅(JR株主優待券の旅)前編

0.はじめに

またしても去年もらった株主優待券を使わないまま年が明けて、使用期限が迫ってきた。使用期限は5月31日ということでやっぱりラストチャンスのゴールデンウィークの旅ということになってしまった。有効期限延長の措置は2019年発行分だけらしいので、2020年の株優は今年5月まで有効となる。前回は東北エリアを回ったが、昨今の事情からちょっと岩手県は避けたいなあ。ということで、今回は旅行の範囲を少し南に変えてみた。

対象を位置ゲーの未訪問エリアに、そして山形辺りをピークに設定するため、東京から中央本線でいったん西へ、長野から北上して日本海へ(今回のポイント)、新潟から米坂線直通列車で米沢へ、後は磐越東線で太平洋側に抜けて常磐線を下るコースとした。

目的の1つである位置ゲーについては、従来からの駅メモ!(ステーションメモリーズ!)と駅奪取に加えて、新しくアワメモ(駅メモ! Our Rails)が加わった。今回はアワメモがメインになりそうか?ただし、状況的にサ終(サービス終了)の懸念が付きまとう。フェアでブルライ(ブルーライセンス:1ヶ月間アクセスが無限にできるアイテム)をゲットできない限り、優先度は低くなる。いつも並行してプレイしているが、市街地では起動の遅さが致命的である。が、地方ではさほど問題にならないだろう。むしろ、位置判定がシビアなトレすごが問題になる。さらに、トレすごタウンも始めてしまったので、そちらも対象か?ただ、トレすごタウンについては1日のチェックイン回数が30回に制限されている。これも優先度低めにしよう。

今回の株主優待券は、何だか小さいなと思ったら、今までのような縦長の紙ではなく横長のカードになっている。そして、指定券券売機で使えますだと!これで窓口での煩雑なやり取りから解放されるのか!?と思ったが、甘かった。えきねっとで試してみると経由を3カ所しか指定できない。頑張ってみたが、米沢ぐらいまででないと希望の経路を出すことができなかった。そうだよなあ。よーし、今年も一緒に勉強しようぜ!

株主優待券2020

1.プランニング

なぜ前回東北を回るのに、大宮を起点にしたのか?正直言って、規則(旅客営業規則)をちゃんと理解してないからであった。結構勉強したのにな。まだまだ抜けがあったか。

JR東日本旅客営業規則第86条
次の各号の図に掲げる東京都区内、横浜市内(川崎駅、尻手駅、八丁畷駅、川崎新町駅及び小田栄駅並びに鶴見線各駅を含む。)、
(中略)

ただし、特定都区市内にある駅を発駅とする場合で、普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内の外を経て、再び同じ特定都区市内を通過するとき、又は特定都区市内にある駅を着駅とする場合で、発駅からの普通旅客運賃の計算経路が、その特定都区市内を通過して、その特定都区市内の外を経るときを除く。

要約すると、東京都区内の駅から出発する⇒ぐるっと回って東京都区内の駅に着く(○)⇒そこからまた東京都区内の外に出る(×)ということになる。×というのは特定都区市内の適用を外れるという意味である。ここでは新宿⇒ぐるっと回る⇒日暮里なら東京都区内⇒東京都区内、新宿⇒ぐるっと回る⇒日暮里⇒川口だったら、新宿⇒川口となる。つまり、余計なことをしなければ東京都区内発着でよいことになる。 続きを読む 新潟・山形・福島の旅(JR株主優待券の旅)前編