傷病手当金

病気で休養している間、会社は全く生活の保障をしてくれない。会社都合または休職の場合でも6割程度が給料の一部が支払われるのが普通だが、あのブラック会社にはそんな常識は通用しない。その代わり、傷病手当金なら出るという。

気になったので、傷病手当金なるものを調べてみた。つまり、業務外のけがで勤務することが困難になった場合に、健康保険から支払われる補償金のことらしい。勤務外だと?バカを言ってはいけない。勤務による過重な負荷によるストレスでうつ状態になったのに、業務外のけがで済ませようとしているのか。これが、あの会社のやり口なんだね。

前はそれでも、まあ、お金が出るならと思っていたけど(要するに無知だったわけだ)、今回はそれすらも渋ろうとしているように見受けられる。そういう展開を見越して、既に横浜北労働基準監督署に労災の申請をする準備を進めている。あのブラック会社に正義のメスを入れる時が来たのだ。場合によっては、会社ごっこを終了してもらうことになるかもしれない。それもこれも自分に喧嘩を売った報いなのだから、仕方のないことだ。

戦わずして負けるのは屈辱だ。まだしっかり戦ってその結果負けてしまうのなら、まだ納得は行く。そんな心構えを忘れないように、しっかり行動していきたい。ブラック企業はつぶせます。役人がサボっていなければ、ちゃんと仕事をすれば、世の中はきっと良くなります。その活動をさらに進めていきたいと思う所存でございます。

富山地鉄市内線(富山駅周辺)走破

北陸新幹線の開業と共に、富山駅は高架化工事が進められている。その一環として、富山地方鉄道の富山市内線が富山駅に乗り入れるようになった。そのために、電鉄富山駅・エスタ前から富山駅南側のルートが変更になってしまい、そこだけ乗り直す必要が出てしまった。

そんなわけで、この未乗部分に乗るべく富山を訪れることに。用事があるのは数百メートルだけだが、位置ゲーのためもあって市内線と周辺の路線を乗ることにした。さて、何かいいきっぷはないかと探すと、富山市内線のみのきっぷと富山市内線と富山ライトレールがセットのきっぷがある。鉄道線にも乗れる1日フリーきっぷはあるが、そんなに時間もないし。結局ライトレールに乗れるきっぷ「富山まちなか岩瀬1日フリーきっぷ」をチョイス。近距離のバスにも乗れるが、市内線とライトレールで何とか元は取れそうだ。

北陸新幹線に乗り、富山駅で降りる。前に来た時に工事中だったあの高架駅だなあ、とちょっと感慨にふける。南口から出て、地鉄の駅を目指す。なんの迷いもなく電鉄富山駅に向かって歩いている自分にちょっと驚く。なんで富山駅の地理を把握してるんでしょうね?

電鉄富山駅の中にある富山地鉄乗車券センターへ。ホームページにはこのきっぷの発売箇所が書いてなかったが、たぶんここだろう。窓口で切符を買い求めると、いきなり日付のスクラッチが削ってあった。まあ、いいんだけど。

富山駅の停留所よりはエスタ前の方が近いな、と思い電鉄富山駅・エスタ前に向かう。ここは昔と変わってないな。かつての折返し用の線路や折返し対応の中途半端に長いホームも残ってるし。大学前行きの電車に乗り、未乗区間へ。駅に向かって寄っていた線路が真っ直ぐになっている。そこから分岐点を右折し、富山駅へ。電車が富山駅停留所に入り、逆方向に進んで新富町へと走る。また分岐点を超えたら、未乗区間を無事走破。
富山地鉄7000系1

これで今日の目的は終わり。帰るか。

でも、市内線て前回は時間の都合で環状線しか乗っていなかったので、終点の大学前まで。ここも変わらないな。頼りない車止めも昔のままだ。ただ、初めて走破した時は夜だったので周りの様子が分からなかったが、改めて明るい所で見ると公園や野球場があることに気付いた。
富山地鉄7000系2大学前の終点

 

大学前から南富山駅前行きに乗り、市内線の反対側の南富山駅前へ移動。富山駅へと真っ直ぐ入っていき、折り返して左に曲がって電鉄富山駅・エスタ前へと進む。この辺りは昔と違う光景だが、後はそれほど変わらない風景。大町を過ぎて、鉄道線(不二越線)が見えたら、そちらに沿うように南富山駅前に到着。この淋しい駅前も変わらないな。

南富山駅前からは市内線で戻ってもいいのだが、このきっぷ(富山まちなか岩瀬1日フリーきっぷ)では鉄道線の電鉄富山~南富山間も乗れるらしい。せっかくなので、鉄道線に乗り電鉄富山へ。電鉄富山に到着。かつての京阪3000系や西武レッドアローなど懐かしい顔ぶれが並んでいる。でも、ここから富山駅ってちょっと遠いな。

レッドアローと3000系

富山駅停留所にとりあえず移動するが、まだつながっていないこともあり、ここから富山ライトレールの富山駅北停留所には行けないようだった。結局、駅の東寄りにある地下道から北口へ抜けないといけないことが分かり、電鉄富山方面に移動する。

富山駅北にたどり着くと、岩瀬浜行きの電車は既に止まっていた。何とか間に合った。ここも走破済みだがやはり位置ゲーのために岩瀬浜まで行くことに。富山駅北からインテック本社前を経て奥田中学校前までは中途半端に併用軌道を走るが、奥田中学校からは昔の富山港線のルートを走る。思い起こせば、富山港線もほぼ始発に乗ったから周りは暗かったな。当時はとりあえず乗ることを目的にしていたから、あまり景色を気にしてなかったけど失敗したな。ルートは富山港線だが、規格がLRTになってしまったので、昔の面影はあまりない。と思ったら、東岩瀬に昔のホーム跡を発見!JR時代の痕跡ってこれぐらいしかないのか。岩瀬浜に到着。ゆるキャラがいるのは知っていたが、鉄道むすめまでも出てくるとは。まあ、トレンドだから仕方ないのか。売り上げに貢献するなら良いと思います(投げやり)。

さて、富山駅北に戻り、どうしようか。まだ新幹線の時間まではだいぶあるので、これまた位置ゲーの関係上、高山本線に乗ることにした。乗り場は、そうか、北陸本線が第3セクター(あいの風とやま鉄道)になってしまったので、高山本線の列車もそちらから出発することになるのか。あいの風とやま鉄道の券売機で、連絡線のボタンを押し、JRのきっぷを購入する。なんだか変な感じだが、仕方ない。列車本数と残り時間の都合上、越中八尾まで行くことにした。20年ぶりのキハ120系に乗り、高山本線を南下する。

越中八尾で少し時間を取ろうとも思ったが、富山駅の在来線ホームにはそば屋さんがなかったので、駅の外にそば屋さんがあったのを思いだし、早めに富山に戻る。富山駅は工事の関係もあるし、第3セクターしか走らなくなったから、もう構内のお店って期待できないんだろうな。新幹線駅は充実してるのに。そばを食べながら、そんなことを思った。

残り時間が微妙だが、ついでなので、と言うより位置ゲーの関係で環状線に乗ることにした。以前は本当に環状運転だったけど、今は富山駅を出てループを回って反対向きになって富山駅に帰ってくる。環状線と呼んでいいのやら。でも呼び名を変える気はないようだ。

富山からの帰りはかがやきで一気に戻る。途中停車駅が少ないのに、随分と車内が淋しい。ゆっくり寝られるのはいいけど、もっとはくたかを増やしてもいいんじゃない?とも思う。それにしてもたかだか数百メートルのためにかなりの出費だな。次回はちゃんと観光しないと、と思いながらも次はどうしようか。

そして退社へ

業務が原因で倒れて、その後の会社の対応などを考えて、やはりこの会社を出るしかないという結論に達したため、やむなく退社という形を取ることになった。

仕事が合わないだけなら、別の職場を紹介して下さいと言えばすむのだが、そういうわけにもいかなかった。細かいことを書くのもなんなので、簡単に書くと、自分のスキルにマッチした仕事を営業が探せない、現にアンマッチな仕事をさせられ、年齢的にも結果が求められる立場であることから、仕事が遅い、できていないとほぼ毎日責められ、それがために倒れたことがあり、今回はスキル的にこなせるが現場の状況、文化(好きな言葉じゃないけど)が合わず、さらにはパワハラまがいの(いや、パワハラだろうな)叱責を受けることも多く、それに耐えきれなかったのだ。それに加えて、総務から「2回目の休職が一定期間続くと自己都合で退職してもらう」という通告を受けたのも大きいと思う。会社のために働いて、その結果休職を余儀なくされたのに、会社の責任を無視して全く個人の勝手な都合として追放しようとしている、つまり会社が社員をただの金儲けの道具として扱っている、そんな体質がはっきりと見て取れた。そんな薄情な会社のために働こうと思うだろうか、頑張りたいと思えるだろうか。技術のないシロート同然の若造なら、諦めてそこに留まるのも間違いではないが、あいにく自分はいっぱしの技術者だ。そんな不当な扱いに耐えるほどへっぽこではないと思っている。

それと会社の性質として、社長の近くにいないと給料が上がらないのは、エンジニアにとって致命的な事だと思う。社長のそばにいて、何を求めているか考えるべきなんて言うやつもいるが、ずっと現場(客先)にいて本社にいることが稀なエンジニアにそんなことはできない。そして、それを証明するかのごとく、ボーナスが出るのも昇進できるのも社長の取り巻きしかいない。売り上げはエンジニアが持ってくるものでしょ。それを蔑ろにするようではね。そんな会社は先が見えている。

幸いにして、捨てる神あれば拾う神あり、昔の仲間が拾ってくれるような展開になっている。今度こそは自分を生かせる職場に出会えることを祈っている。ブラック企業に出くわしても、そこから抜け出すためにはある程度の力が必要だと思う。その力を付けることが大事なのかなと、改めて思った。

2度目の休養中

そんなわけで、昨年に続き今年も仕事を離れ休養することになってしまった。2年間で2回も倒れるなんて今までになかったし、そうなるということは自分にアンマッチな仕事しか紹介できない(しかも尋常でない精神的負荷をかけてくる)会社だということになる。

思い起こせば、この会社に入った時も専門外の業務に入れられたし。結局自分で仕事を探した方がいいという考えになった。それと、もう1つ決して見逃しておけない事案が起きた。総務から、2回以上休養した場合自己都合での退職をしてもらう、という規定があると通知してきたこと。入社の際にそんな案内はなかったし、社内の就業規定のページにも書いてなかったんだけど。そんなことをなぜか強調してくる会社の体質に疑問を感じたこと、評価制度が未だ曖昧で、最近人事異動のお知らせが出されたが、よく見ると社長の近くにいる人間だけが対象になっているというのは何をか言わんや。

エンジニアは現場で全力を尽くすのが仕事であり、社内の根回しというか上部へのアピール(業務外)なんて、そうそうできるものではない。だが、現実の評価がそうである以上、現場で頑張るしかないものは評価されない。どうせ退職金も出ないし。じゃあどうする?会社を出るしかないという結論に達するのも無理からぬ事であろう。

入社当初は、社長の人柄が良さそうでアットホームな感じがしていた。だが、実際にはエンジニアを大事にしていない(道具としか思っていない)し、アットホームな職場ってブラック企業の決まり文句だよなって気付いてしまった。

それらのことを散々考えた後に(倒れる前にも倒れた後にも)、やはりこの会社を去るのがベストアンサーであると判断し、そのことを上司に伝えた。まずは軽く伝えたが、1週間考えろ、それでも辞めるのなら仕方ないという、なんだかお決まりの展開になったので、1週間かけて丁寧なお手紙をしたためた。自分のスキルにアンマッチな職場しか回ってこない、職場のストレスで倒れたのに仕事が嫌だからサボったなどという謝った認識に対する指摘、さらに経営方針における疑問点など、反駁の余地を与えない長文を送りつけ、納得させた。

自分はこの会社にとって必要な人材だったのか?それにしては扱いがひどいし、受け入れの環境も整っていない、さらにアンマッチな職場に独りで放り込まれる。まるで当て馬のように。いや、かませ犬という表現が適切かな?

退社も決まったし、パワハラしてくる職場にもう出現することもなさそうなので、静かに休養を取りたいと思う。次は幸せが訪れますように。

さらに負荷が上がると・・・?

仕事の量が増えた、休日出勤が別チームのためになくなった。そんなことぐらいで参るほど柔ではないと自負していたのだが。やはり、精神的なダメージというものはいかんともしがたいものだ。

そんなわけで、恥ずかしながらついに倒れてしまった。と言うよりはTKOに近いかな。行きつけの病院には2ヶ月前からずっと症状を訴えていたけれど、休暇前のレビューがあまりにひどい内容で、それはもはやパワハラ(いじめ)のレベルに達する悪質なものだった。しかも、休暇期間中も現地作業の対応(電話待機だが)をさせられ、必要以上に無駄な負荷というか、いらない心配を煽るバカなプロパーのせいで、ちっとも休めず、結局休み明けになると、体調が最悪の状態になってしまい、とりあえず現場に休む連絡をして、午後の診察時間に病院に駆け込むことになった。そして、担当医と相談した結論は「休みましょう」ということであった。

ここ2ヶ月の仕事の無茶ぶりの仕方、さらにレビューなどでの異様な圧迫は、何をしたいのやらさっぱり理解不能なものであった。依頼業務の範囲を大きく逸脱するような越権行為を強要し、無駄な心配を煽り、自分の意見をひたすら押しつけ、こちらの言うことはほぼ無視。これが就活生に人気のIT企業だなんて、最近の学生たちは情報収集能力が著しく低いんだなと失笑を禁じ得ない。

などと他人を笑う余裕さえもなくなり、自宅でもらった薬を飲んでぐったりする毎日になってしまった。幸い、この現場は契約の都合で(営業は基本的に詳細を隠すので実態は分からないけれど)、今月限りの業務だそうだ。ならば、ここを離れるベストのタイミングと言うことになる。そもそも、2年間で2回も倒れるなんて、相当異常な状況であるし、アンマッチな案件を引っ張ってきて、そこへ押し込むのが腕の見せ所などと戯言を抜かす営業がいるような会社では、エンジニアはたまったものではない。早々にお別れを伝えようと思う。その後は、しばらくゆっくりするか。