第70回安田記念(無観客競馬)

新型コロナウイルスの感染防止のため、無観客競馬が開催されるようになって、3ヶ月になりますかね。もともと無観客とかいう前から即PATを利用していたので、ちょうどよかったと言えばそうなのですが、やはり競馬場に行けないのは淋しいですね。とうとう、東京G1シリーズの最終戦安田記念を迎え、結局無観客のまま春のG1シーズンが終わろうとしています。6月28日(3回東京、3回阪神、1回函館の最終日)までの無観客競馬が決定しましたので、春競馬は無観客のまま終わることになりました。

本来なら、G1レースは人が多いのでなるべく避けていたのですが、今回は人混みに行かなくてもよい(と言うよりは行けない)ので、少し参加するようになりました。さて、今回の安田記念についてはと言うと、メインだけでもよかったんですが、せっかくなので他のレースもちょっと買うことにしました。現地に行けば2レースあたりから買うのですが。

今回は、東京メインの安田記念、そして阪神メインのストークステークス、そしておまけで阪神10R加古川特別(なんで?)も買うことに。

阪神10R加古川特別(2勝クラスハンデ戦)は、近走が成績のよい5番ツブラナヒトミから。でも、前走の時計が遅いから消した方がいいよ情報が。では、ワイドにするか。というわけで、5からワイド流し。しかし、思ったほど伸びてこず4着。まあ、当てもんに近いレースなので、忘れることにしよう。

阪神11Rストークステークス(3勝クラス定量)は、前5走以内で馬券に絡んでいる(3着以内)スイーズドリームスから?でも、この人気の低さは気になる。メンバーの中で比較的速そうな8番ヴィッテルスバッハ、そしてなぜかG1開催日に他場にいる武を信じて(!)11番ブルーメンクローネを軸に3連複勝負!しかし、ブルーメンクローネは伸びない。それよりも8番どこ行った?結局勝ったのは9番スイーズドリームス!しまったあ、余計なこと考えないで素直に買えばよかった!調子が悪いとまともな判断もできなくなるんだな。はあ。

さて、お願いしますよ、アーモンドアイ様!というわけで、東京メインのG1安田記念が近づいてきた。本命はもちろんアーモンドアイ。前走のヴィクトリアマイルは楽な競馬だったし、大丈夫だろう。相手は内枠の1番ダノンプレミアムにした。インディチャンプは鞍上が不安だし(コラ)、ダノンスマッシュは大外枠、しかも1400までの馬と見た!でも、不安なのでマイル能力の高そうなグランアレグリアからワイド流しも買っておこう。

レースが始まった。アーモンドアイは出遅れ。かなり後ろからの競馬になってしまった。まあ、この馬の能力を考えれば何とかなるかも?と思っていましたが、4コーナーを回ってもかなり後ろ。いい脚で伸びてくるけど、昨日の大雨の影響なのか思ったほどの伸び脚ではない。一方、中団にいたグランアレグリアが直線鋭く伸びて1着でゴール?!2着には何とか伸びてきたアーモンドアイがインディチャンプとの追い比べを制して先着。うーん、予想が中途半端に当たりました。そして、3番人気、1番人気、2番人気の決着なので、ワイドは当たったけれど、安っ!アーモンドアイは負ける、それでも人気通りと誰も喜ばない結果になってしまいました。また、ショックで競馬を休むことになりそうですね。

やはり、これは皇帝シンボリルドルフの呪いなのか、G1レース8勝目は阻止されてしまいました。出遅れたことと、やや重発表ながら渋る馬場で思ったほどの末脚は切れなかったということですかね。それよりも、なんでグランアレグリアを抑えに買ったんだろう?と自分で買ったのに不思議な感覚です。昔は、このよく分からん感覚で数々の高配当を当てていたけど、ようやくそれが復活したんでしょうか?

6月いっぱいは無観客競馬が決定、その後は検討中のようですが、どうなるんでしょうか?でも、7月って福島、阪神(中京の代替開催)、函館か。もう、PATでもよくね?結局おうち競馬は継続なのでした。やれやれ。余裕があれば、北海道新幹線走破も兼ねて函館遠征というのもいいな。でも、それも厳しいかな。

無観客競馬

新型コロナウイルス(whoが付けたなんとか言う名前は忘れた)が猛威を振るっています。たぶん。そんな中で、人が集まるイベントの自粛が進んでいます。競馬も例外ではなく、2回中山、1回阪神、1回中京の開催(ダビスタで言う3月)から無観客競馬で施行されることになりました。

自分は、去年の成績がまたも悲惨な結果に終わったので、暖かくなるまではゆっくり眺めていようと思ったのですが、まさかこんな事態になるとは。金杯から参加している人よりは、淋しさは薄いのかもしれませんけど。

無観客競馬と言えば、よく報じられているように戦時中の1944年の途中から能力検定競走として無観客の競馬が施行されたことがあります。ちなみに、その年の第7回菊花賞(当時は農林省賞典四歳馬競走)では、全馬が走路を誤認したため(当時の3000mコースは、1周目内回り、2周目外回りだったが、この競走については2周とも内回りであった)、競走不成立となったという競馬ヲタなら押さえておきたいトリビアもありました。

能力検定競走、すなわち観客を入れて勝馬投票券(以下、馬券と書きます)を発売するという通常のスタイルではなく、あくまで競走馬の能力を見るための競走という位置づけでレースが行われたわけですね。

さて、今回の無観客競馬については、日本の競馬史を中途半端にかじったせいなのか、お、今回は馬券の発売はないのか、と早とちりしたのですが、文明の進化というのは偉大なもので。現在では、電話投票、インターネット投票(即PAT、JRAダイレクト)というものがあり、なんと競馬場やウインズ(場外投票所)に行かなくても馬券が買えるのです!いや、今さら声高に叫ぶことではないですけど。

そうですね、今回の無観客競馬については、まとめると

  • ファンの喚声がないので、静かな空間が保たれる
  • 競馬場のゴミ(特にハズレ馬券、マークカード、新聞)が出ないのでとってもクリーン
  • 競馬場周辺の混雑、渋滞が解消される
  • 競馬場内の売店、食堂が大ピンチ(JRAが補償するでしょう)
  • 競馬場周辺の駐車場が大ピンチ?(JRAが補償するといいな)
  • 京成バスの新都心営業所が暇になる
  • ちばレインボーバスの書き入れ時がなくなる(京成がなんとかするでしょう)
  • 阪急大阪梅田~仁川の臨時急行が運転されない(かなC)
  • インターネット投票が一気に普及する?(実際申し込みは増えてるようです)

といった効果、影響が想定されます。この2週間程度が新型○国肺炎のピークだとか言われてますが(信憑性は薄い)、早く終息することを願います。まあ、自分は早ければ中山グランドジャンプあたりに復帰するので、それまでに通常開催になっていればよいです。即PATは登録済みなので、投票は可能ですけど。。。

アドラー勉強中(1)

とりあえず、アドラー勉強中ということで、ここまで感じたことをちょっと書いていきたいと思います。本当に思ったことを書くだけなので、中途半端きわまりない文章になるであろうことを最初にお詫びしておきます。

アドラー心理学(便宜上そう呼ぶことにします)のテーマの一つに課題の分離というものがあります。自分と他者の課題を分離すること。例えば、自分の子供に(自分にはまだ子供はいませんが)勉強しなさいと命令すること。これは、アドラー心理学上はNGとされています。親は子供に勉強することの必要性を説き、また必要に応じて教材を買い与えたり、学習塾に行かせることはできる、ですがそこで勉強するかしないかは子供次第です。イギリスの諺にこんなものがあります。「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない(You can take a horse to the water, but you can’t make him drink.)」馬を水辺に連れて行くのは自分の課題だが、そこで水を飲むかどうかは馬の課題である。つまり、自分にはどうすることもできない。分かりやすく言えばそういうことらしいです。

ところで、世の中には自分の課題に介入する人が多くいます。お前は仕事が遅い、お前の仕事は質が悪い、と言った具合に。仕事をこなすのは自分の課題ですけど、それを批判するのは上司の課題であって自分の課題ではないです。こいつは仕事が遅いと思ったら、それなりの分量の仕事を与えるとか、もう少し仕事の早い人に振るとか、そういうのが上司の課題であり、義務ではないでしょうか。

課題を分離すること、それは他者への介入をしないことです。それだと、子供が勉強しない、部下がサボってばかりだ、と非難されそうですが、子供はあなたではないし、部下もあなたではありません。ただ、子供は勉強しなかったら将来いい大学には入れず、就職も苦労して結局ブラック企業でこき使われることになるだろうし、部下が仕事をサボったら評価は上がらず、給料も上がらない、さらにはリストラの最有力候補になるでしょう。それは他人の課題であって、あなたの課題ではないです。子供がブラック企業に入って、引きこもりになったら親がダメージを受けると言う事態も想定されますが、それでも子供の課題は自分の課題ではないと割り切る必要があります。

もう1つアドラーの主張として、承認欲求を捨てることというのがあります。社会生活においては他人に認められることで、自分の地位を確立するものだ。そう信じてきましたが、承認欲求が過ぎると他人の顔色をうかがって仕事することになる、新しいやり方を思いついたのに上司にそんなのできるわけねーよと一蹴され、元の非効率なやり方を続けないといけない。自分の仕事をこなすのは自分の課題であり、それを評価すること(どう思うか)は周りや上司の課題です。会社では結果さえ出せば誰も文句は言えませんから、自分の課題に真摯に取り組むことが大事かと思います。

あとは、自由について。自由という言葉はとても難しいです。でも、傍若無人に己の欲望のままに振る舞えという意味ではないです。神様が見ていなくても自分にできることを続ける、自分の課題を淡々と遂行するということでしょうか。自分は神様なんて信じてませんが、自分が共同体(自分の所属する社会)に対して何ができるか、これを共同体感覚というようですが、それを持つということが大切です。

本のタイトルの「嫌われる勇気」ですが、どうもNさんはこの辺り理解されていなかったようですけど、嫌われろという意味ではないです。自分と他者の課題を分離し、その結果思い通りにならない自分に対して他者が嫌ってくることがあるかもしれないが、それを恐れてはいけないという意味です。自分は、変わり者であると自覚してますし、周りに迎合するつもりもありません(承認欲求を捨てたことになるんでしょうか)。自分の人生を自分に正直に生きていくことが大事なことではないでしょうか。ようやく、半分読み終えたところなので、まだまだ中途半端な事を書いてるかもしれませんが、次回からは軌道修正できることを期待して。。。

アイビスサマーダッシュ

日本で唯一の1000m直線コースがある新潟競馬場。そこで行われる唯一の(そりゃそうだ)1000m直線コースの重賞競走であるアイビスサマーダッシュ。なぜか、知り合いの人と見に行こうという話になり(詳細は忘れた)、現地へ行くことになりました。

夜行バス?何言ってんだ!泊まりに決まってるだろ!と言われ2ヶ月前に宿を探すもどこも一杯。何とか空いているところを見つけ出しました。で、1ヶ月前に新幹線の割引きっぷをゲット。こんなに前もって準備するのって珍しいから、大変だったよ。

さて、前日は新潟駅付近の飲み屋で景気づけ(食べ過ぎた)、そして当日新潟駅前から競馬場行きのバスに乗ることに。しかし9時前だというのに長蛇の列!他にろくなアクセスがないのは分かるけど、こんなに人が多いとは。30分近く待ってようやくバスに乗り込み、満員のバスに揺られ競馬場へ。最初は順調に走ってましたが競馬場が近づくとやはり渋滞が始まる。何せアクセスがこの新潟バイパス(新新バイパス)しかないからな。定刻より10分ほど遅れて新潟競馬場に到着。マイカーは駐車場探しが大変そうだ。

さて、ここからが本題?地方開催らしく7レースまでは未勝利、新馬戦、8レースでようやく条件戦(500万下の平場)。うーん地方の未勝利戦なんて当たったことないんですけど。とりあえず、2レースの3歳未勝利戦から参戦することに。そして出馬表を見ていて気が付いた。あ、ミルコ(デムーロ)がいる。乗る馬がいずれも人気馬(1、2番人気)なので、これに乗っかることにしたのですが、それが失敗の一つでした。2レースはミルコ騎乗の11番ラヴベローナを指名するも3連複2頭軸の相手にサテラノサトを指定して撃沈、その後も3連複のせいかまったく当たらず、4レース障害未勝利は10番アヴニールマルシェを指定するも相手にしたリュクサンブールは、あれ?どこ行った?よし、ミルコ1本に絞ろう、と9、10レースはミルコから馬連を流すもハズレ(3着、4着)。ミルコなんて信じるんじゃなかったよ(泣)

と散々な有様でしたが、それよりもとにかく暑い!最高気温は38度!新潟ってこんなに暑いんだ。場内の自販機は昼過ぎにはアクエリアスといろはすが売り切れるという事態に。これはある意味サバイバルかも?と○野屋の牛丼をほおばりながら恐怖を感じていました(たれカツ丼食えよ)。

さて、メインはもちろん新潟の直線重賞アイビスSD、そして札幌ではクイーンステークス、小倉はどうでもいいや。さて、アイビスSDは1番人気がダイメイプリンセス、以下ラブカンプー、ペイシャフェリシタが人気。まあ、春の実績を買ってここはダイメイプリンセスで行こう。後はなんとも言えないので、あまり買わない3連複軸1点流しで、15番から6頭ばかり流すことに。札幌はソウルスターリングの復活はない!と断言し(?)ディアドラと3歳馬ツヅミモンで勝負。

メイン3レースは札幌から。1番人気ディアドラは直線鮮やかに差し切り勝ち。一方のツヅミモンは?斤量が軽くてもダメなやつはダメだな。そんなことに改めて気付かされました。ここまで順当に全敗。頼む、最後ぐらい勝たせてくれ!新潟メインのアイビスSDは、スタート地点が1kmばかりも向こうなのでスタンドにいても見えません。基本中継カメラが頼りです。テレビでもあまり変わらんなー、とぼんやり考えていると馬群が近づいてきました。お、結構好位置にいる。何とかなるか?何とか人気に応えてくれました。勝ってよかったよー。3連複は外しましたが(7番人気までしか買ってなかったので)、単複は当たってまあまあでした。

さて、帰るか。しかし、ここからも地獄でした。まずバスを待つ長蛇の列。帰りだから行き以上に人が多いです。しかも気温37度の中ひたすら耐える。何の修行だよ?30分近く待って来たバスは、高速バスタイプの車両でした。よかった。行きと同じ普通の路線バスで立ったままじゃきつい。道路も行き以上に混んでいて、新新バイパスにたどり着くまでに10分近く要する始末。バイパスに乗れば、と思いましたがやはり大渋滞。それでも海老ヶ瀬ICを過ぎると流れるようになり、新潟駅にはやはり10分ほどの遅れで到着。新幹線に間に合ってよかった。

惨敗したのでお土産はないけれど、せっかくの新潟だからと県内限定販売の純米酒を購入。同行した知り合いも何か買ってましたが。でも、やっぱり新潟って相性が悪いところですな。回収率が一番低いの新潟だし。札幌が一番回収率いいんですが、今回はまあ運が悪かったということで。

それでも、今回のレースを見て直線競馬の攻略法が見えた気がします。今まで、条件戦含めろくに勝ったことがなかったけれど、これで勝てるかも。

  1. 直線競馬での実績は重視
    ここにしかないコースなので、他場の実績はあまりアテになりません。終いの脚が速ければ買う材料にはなりますが。やはりここでの実績は大事です。
  2. 基本外枠が有利
    アイビスSDは開幕週でしたが、それでも馬場の荒れた内側よりもきれいな外側を走ろうとするのは自然なことです。開催が進んで馬場が荒れてくると、ファンサービスかってぐらいにみんなが外ラチに沿って走ります。コースロスは結構響くので、実力差がなければ外枠の方が距離が短い分有利です。

これで勝てるのかなあ。しばらくこれでやってみますか。西田と藤田(菜)が千直の鬼という都市伝説もありますが、それはどーなんでしょうね。

レインボーライン号の思い出

今年の天皇賞(春)を勝利したレインボーラインですが、レース後に故障を発生し、長期休養を余儀なくされました。そして先日、引退することが発表されましたね。実は自分は、彼がステイゴールド産駒であることを知ってから、ずっと応援していたのです。ですが、菊花賞2着の後、大きいレースであと一歩のところでタイトルを逃すもどかしい競馬が続いていました。それでも、あの不良馬場でのキタサンブラックが勝った天皇賞(秋)で3着に食い込むなど、素質の片鱗を見せている辺りで、なかなか見限れなかったのです。

そして、今年阪神大賞典で見事勝利を収め、今度こそはという気持ちで天皇賞に臨み、世間がやれシュヴァルグランだクリンチャーだとかいう中を、今度こそはと信じて彼を軸に流し(3連複のもう1頭の軸はシュヴァルグランでしたが(^_^;))、見事に勝利を収め、やっと勝てた、ついにG1タイトルをつかんだと喜んだのもつかの間、鞍上が即座に下馬してしまい、場内が騒然となったのはショックでした(その時は府中にいたので詳しい状況は分からなかったんですが)。

最後まで死力を尽くして、そして栄冠を手にした。故障は残念だけど、ゆっくり休んでまた秋の天皇賞で会おう。そう思っていたのですが、引退が発表されて少なからずショックを受けました。ですが、今まで頑張ってきたこと、G1勝利によって繁殖入りできたことは喜んでいいと思います。今までありがとう、ゆっくり休んでおくれと声をかけてあげたいです。

自分はディープインパクトとか俗受けする血統はあまり好きでなく、こういうマイナー血統が好きなので(一応SS系ですが)、繁殖入りできたことは本当によかったと思います。ステイゴールド系のさらなる活躍を心待ちにしたいと思います。