今さらながら職場復帰について

色々と問題のある職場を回らされて、倒れたりするなど問題が起きて、結局昔の現場に戻ってきました。

昔の職場だから、勝手が分かってるし大丈夫だよね?などと営業に言われるのですが、実際は戻るたびに別のセクションに放り込まれるため、今までのノウハウや蓄積があまり通用しません。全社的な決まり事や大まかな組織の構造は分かるけれど、セクションごとのしきたりやメンバー構成、それぞれの特徴なんておいそれと分かるものでもありません。それでも、昔いたんでしょと言われ経験者扱いされ、なんだ知らないじゃんなんて言われることもしばしばです。

で、まあ、なかなか思った通りに仕事が進むことも多くはなく、そんな中で過去のことを色々考えていました。そして、なんだかぼんやりしていたものが次第にはっきり見えてきたように思います。思い起こせば、自分はここで働きたかったわけじゃない、最初に入ったから比較的勝手が分かっているだけで、理想の職場じゃないんだ。現に昔から働いていて楽しいと思ったことはあまりないし、むしろ毎日が憂うつだった。基本的には情緒が不安定で、特に朝の通勤時はその傾向が強かったように思います。

ただ、それはIT系の仕事全体に蔓延する負の感情なのだろうとも思っていました。基本的にストレスフルな仕事ですから。最初は、ほぼシロートのような状態で放り込まれて、毎日技術を習得するのに必死でした。しかも、勉強してスキルアップして一人前になりたいというポジティブな気持ちではありませんでした。ここの現場がダメなら、また元の職場に戻されてあのブラック企業そのものの状況の中でつぶれていくのだろうと思うと、そこから逃れるためにやるしかなかったというネガティブな、悲愴感しかない状態でした。

自分がもう少しクレバーな人間であったなら、迷わずITの仕事を投げ捨てていたでしょうが、そうではなかったので与えられた環境の中でベストの答えを出すことに必死でした。結果的に、ITエンジニアとしてそれなりに成長はできたと思いますが、精神的にはお世辞にもよかったとは言えないものでした。

最近、アドラー心理学をちょっとかじって、そのおかげで全てのストレスは人間関係が原因であることを学びました。ITの仕事って機械を相手にするイメージですが、実際はチーム作業なのでチーム内の人間や外部の人間と調整や折衝をする必要があります。自分の性格から言ってそれが決定的に向いていないのに、それをやらされることは大きなストレッサーになっています。さらに、チーム内のリーダーとも意見が合わないことがあり、それもストレスの原因になっています。

前の仕事では、本当に機械を相手にしていればいい、業者との調整も多少はあるが、基本的にはルーチンに沿っていればいいのでそんなに困ることはない。それに、IT系には変な人間が多いことにも気付きました。それまで感じなかったストレスを大きく感じるのはそのせいかもしれません。

では、元の業種に戻ればいいのでは?それは当然の結論だと思います。が、諸事情により(金銭的な要素ですが)、収入を下げることが困難になっています。IT系を目指した理由の1つは収入を上げることでした。そして、元の業種は昔と変わらず給料が安いです。いわゆる平均値ぐらい(マスコミが垂れ流すデマ情報ではない実際の値)しかもらえません。

そうなると、結論としては何とかして一攫千金を達成してリタイヤすること。それしか解決がないのではと考えるようになりました。もし、それができずストレスでつぶれたら?もうその時はこの仕事を辞めると宣言してしまったので、辞めるしかないです。その後は?自分は長生きするつもりもないし、年金ももらえないだろうと思っているので、適当な時期に自分にけりを付けるしかないでしょうね。その計画も少しずつ具体化しています。

以前は周りに愚痴を言うこともありましたけど、ある人に「死ぬ死ぬ詐欺だ」と言われてからは、そういう話はしなくなりました。周りに話さず、淡々と準備を進めるのがベストですね。そうすると、きっと白々しくそんなことをする人だと思わなかった、そんな兆候はなかったとふざけたセリフを吐くのでしょう。その前に損害賠償でにっちもさっちも行かなくなるぞ。でも、それは君の自己責任だから。

消費税とキャッシュレスポイント還元サービスについて

消費税が上がります。たかだか2%と言ってもお金を使えばそれなりにダメージは受けます。前からそうでしたが。

今回の増税では、さすがに10%は高いと言う世間の声に配慮したのか、軽減税率なるものが導入されるようですね。食料品やその他生活必需品(なぜ新聞が含まれるかは謎)のうち、外食などを除いては今まで通りの8%となるらしいですが、混乱することは必至でしょう。それよりも興味を持ったのは、キャッシュレス決済に対するポイント還元です。キャッシュレス決済(クレジットカード、デビットカード、プリペイド、電子マネー、QRコード)で買い物をすると、一定の条件でポイント還元されるということですが。

ここで詳細を論じるのも面倒なので、細かい話は経産省のサイトなどを見ていただく方がよいでしょう。ここでは、このキャッシュレスポイント還元サービスとやらの実効性について考えてみたいと思います。

2019年10月以降、一部の店舗でキャッシュレス決済で支払いをするとポイント還元されます。クレジットカードの場合はそれぞれのポイントサービスまたは決済時の引落相殺、デビットカードの場合は提携ポイントまたは相当額のキャッシュバック、プリペイドと電子マネーはポイントチャージ、QR決済の場合は提携ポイント(PayPayならTポイントなど)または即時還元(支払い額から引かれる)となるようです。

注意点としては、月の還元額(キャッシュバックと言ってはいけないらしい)に上限がある、または1回の還元額に上限があること、期間が2020年6月までということが挙げられます。毎月の上限はだいたい25000~30000円ぐらい、または1回あたり3000円以内というのが多いようです。nanacoの月50000円というのは何だろうか?

さて、使える店はというと、中小店舗(個人経営など)とフランチャイズの店舗(コンビニなど)とガソリンスタンドで、還元率は中小店舗が5%、フランチャイズとガソリンスタンドは2%となっています。個人経営のお店(キャッシュレス対応)とコンビニぐらいしか使うところがないんですね。ん?牛角は5%対象?よく分からん。宣伝では最大5%としか言ってないので、近所のコンビニが2%だと知って店員に詰め寄る輩もいるんだろうな。

使える店がかなり限定的なのと、期間が1年もないところは問題かと思います。スーパーマーケットは対象外のようです。自分の生活範囲ではコンビニと牛角ぐらいしか対象店舗がないですね(あくまで個人の感想です)。それに9ヶ月でキャッシュレスがどれだけ浸透するのやら。今まで、クレジットカード、電子マネー、QR決済(なんとかPAY)と宣伝してきて、それでも使わない人は簡単には現金離れしてくれないでしょう。例え、一時ポイント還元に釣られたとしても、期間が終了すれば面倒だからとまた現金に回帰することは目に見えています。

巷の統計によれば、現金派はだいたい4割ぐらいと言われています。実際に店で見ていると、コンビニでも6割、スーパーだと8割ぐらいは現金派のように思われます(あくまで個人の感想です)。キャッシュレスを始めるきっかけが欲しい人にとってはいい機会でしょうが、そうでない人にとってはあまり魅力的でないように思われます。せめて3年ぐらい続ければ、周りに感化されてQR決済を始める人もいるでしょうが。それと忘れてはいけないのは、現金を信奉するお年寄りたちはスマホを持っていないということです。QR決済を浸透させる前にスマホを持ってもらうことに注力するべきではないでしょうか。たぶん無理だと思いますけど。

最近やたらとキャッシュレス還元の宣伝をしてますね。こんな無駄な行動にも血税が投じられていることに、強い怒りを覚えます。世界の流れとやらに引きずられてQR決済を広めたいんでしょうか。でも、セキュリティを考えるとQR決済はいろいろ危険だな。クレジットカードが一番セキュアな決済方式だと思いますが、昨今の経済事情では結構ハードルは高いと思います。近所のスーパーでこの機に乗じてかクレジットカードの宣伝をしてましたが(特設カウンターまで作って)、周りに人がいなかったのが結論じゃないかと思いました。だいたい、ここの店ってキャッシュレス還元の対象外だろうが。

10月からどうなるんだろう(どんな騒動が巻き起こるんだろう)。それを楽しみに心配しております。軽減税率とテイクアウトの問題がメインになりそうですが、キャッシュレス還元は時間差があるからしばらくして問題が表面化するんでしょうね。成り行きを静かに見守っていきたいと思います。混雑したレジで小銭を出すのにもたついてるやつを後ろから蹴ってもいい風潮が醸成されるなら歓迎ですが。

夏風邪

不覚にも夏風邪を引いてしまいました。自分は比較的体は丈夫な方なので、滅多なことでは風邪を引かないのですけど、困ったことにストレスに弱く、ストレス(多くは職場からです)を強く受けると季節に関係なく風邪を引く傾向にあります。

今回は、職場でちょっと厄介な調整ごとがあり、不穏な空気が流れていましたが、他の担当者が多忙だったこと、さらに他の担当者が当日に私用で不在(?!)ということで自分に負荷がかかり(よーするに他部署の怖い人にどうなってんだをいと圧力をかけられたんです)、そのせいで不覚にも風邪で倒れたわけです。

今年の夏風邪は喉に来るらしく、高熱と頭痛、そして強い喉の痛み(おかげで声が天○源一郎か本間○晃みたいになってしまいました)に苦しむことになりました。最初はいつものように常備薬で治そうとしたのですが、症状が改善しないためやむなくいつもは別の科目でお世話になっているお医者さんの元に助けを求めることにしました。診断結果はやはり風邪、ただし今年の風邪はかなりしつこいようでなかなか治る気配がありません。

季節は梅雨明けになり本格的な夏を迎え、青春18きっぷのシーズンに突入しましたが、このような体調ですので出撃することも叶わず、気が付けば3週間も無駄な時間を過ごすことになりました。スタートからこんなに躓くなんて何年ぶり、いや何十年ぶりでしょうか。

だいたい夏風邪の起源(というか病原体)は職場の真横にいるんですよね。その人はいつでもゲホゲホ言ってるのでその人だろうと思うのですが、いつもの体調なら全く問題ないのに、ストレスのせいで被害を喰らうとは。しかもこんなタイミングで。体調不良で数日欠勤しましたが、その人からホントに風邪なのみたいなメッセージをもらったので、がんばって出勤しました。その甲斐あって(?)当事者が早退したのでこうかはばつぐんだ!いや、それなりに効果はあったのではないかと思います。

来週からはお盆休みです。体調に関わらず予め決めた予定に沿って活動するしかありませんので、それまでに治るといいな、と思っております。何せ自分にとってはプライベート>>>>>>>>>お仕事ですから。お盆シーズンの高速バスを必死で押さえ、飛行機の切符も必死に押さえたんだから、キャンセルにする理由はありません、例え仕事を犠牲にしてでも(キリッ)。

今週を乗り切れば楽しいお盆休み、仕事よりも優先度の高い休みですから是が非でも何とかしないと。そんな気持ちでおります。ああ、もうお盆休みなのか。いつもなら、肩慣らしで近場を訪問して本格的なシーズンに備えるのに、今回は鉄砲かよ。自分はそういうシンボリルドルフ的なタイプではないんですけど、まあ、何とかなるでしょう。

あとは、早退したリーダーがちょっと気になるな。あの人は複数の案件を抱えてるから各方面へのダメージは大きそう。でも、四六時中ゲホゲホやってるのが悪いんだ!自分の苦しみを味わうがいい!どうせお盆休み前のユルーい空気で何とかなりそうだけど。Have  a nice Bon horidays!!

アドラー勉強中(補足)

アドラー心理学(心理学なのかな?)というのはなかなか面白い考え方だと思います。賛否両論はありますけど、ストレスにまみれた現代社会において、生き方の指針とは言わないですが、ヒントにはなると思います。

なんか忘れてるなと思ったんですが、ようやく思い出しました。アドラーの唱える説は、フロイトの原因論に対して、目的論と呼ばれています。フロイトの原因論は、今の状態は過去に原因があってそれが現在に影響している、という考え方です。幼い頃に不幸なことがあった、家庭環境が悪かった、就職したけど会社に馴染めず辞めてしまった、だから引きこもりになったという考え方。一方のアドラーが主張する目的論では、過去に注目しません。引きこもっているのは、本人の引きこもりたいという強い意志、外へ出てまたイヤな思いをするぐらいなら今のままがいいという強い決意、後は家にいれば親が心配して構ってくれるので楽です。

ここでは、便宜上引きこもりを例にしてます。引きこもり問題については思うところはありますが、ここでは関係ないので書きません。さらに続けると、引きこもっているのは外に出たくない、今のままで変わらないことを決意したからである。他の人に会うのが怖いとか、家から出ると気分が悪くなるというのは原因ではなくて、家にこもることを目的とした算段である。引きこもりを正当化するために、他の人に会うと恐怖を感じたり(という感情を作り出し)、外に出ると気分が悪くなる(という感覚を作り出している)。というのがアドラー的な見方です。これまた賛否両論ありそうですけど。

ですが、最近の事件を見ると、つまり引きこもっていた人が事件を起こしたり、逆に親にけじめを付けられたりする件を見ると、原因論ではなく目的論で考えた方が納得しやすいように思います。事件や騒動を起こすのは、過去の出来事が原因でしょうか。それなら、なぜ今頃騒ぎを起こすのでしょうか。事件を起こすのは、今それをしたいという目的に突き動かされたからに違いないでしょう。まさか、過去に時限スイッチがセットされて何年何月何日に事件を起こせとプログラムされていたとか言う人はいないと思います。

フロイト的な原因論ではいまいち説明が弱かったことも、アドラー的な目的論で捉えれば、納得いくことも多いです。特に昨今の引きこもりの問題については。そして、目的論で考えることが引きこもりの問題を解決するより適した方法なのではないかとも思います。

さて、最後に(今度こそ最後です)Nさんの不可解な行動を振り返りたいと思います。もうSNSはブロックされたままなので、伝える手段がないんですが。全くないわけではないのですが、もう連絡してくんなと言われたのでお手上げです。
曰く
・「嫌われる勇気」を読み終わったのなら、こちらに送れ(お前はブッ○オフか?)
・(アドラー心理学についての書籍の検索リンク(Googleページ)を送り付けてきて)この中から適当なものをチョイスして教えろ。私は忙しいんだ。

もう、どこからツッコんでいいか分からないぐらい意味不明です。こちらも、動画サイトの10分動画なんかを見て興味を持ったので、それでも見たらどうですか?と比較的親切な回答をしたのですが、少なくとも感謝はされなかったようです(-_-;)本は電子書籍で買ったから送れないよ~ん、と伝えたかったのですが、その前にブロックされたので、万事休すです。

アドラー勉強中(完)

アドラー心理学について、まとめようとしたんですがここまで全くまとまっていなかったことをお詫び致します。

前回までいろいろ書きましたけど、幸せになるためには自己受容、他者信頼、他者貢献が必要であるというのが、まず前提としてあります。では、自分は幸せなのか。それは今を考えることが大事です。まだ目標を達成していないから幸せではないのかと言うとそうではない。昔の偉い人の伝記などを読んでいると、何歳の時に研究を始めて、何歳で会社を興して、何歳で大きな業績を上げたとか出てきますけど、では一定の成果を上げるまでは人生は未完成なのか、自分はまだ何も実績がないから人生が始まってないのか。

ストーリー的に見ればそうなんでしょうけど、自分の未来は分かりません。ストリーで捉えると、翌週に大学受験があるけど、その前に病気で倒れて試験を受けられなかったら、人生終了することになるのかもしれませんが。自分の人生というのは分からないものです。一寸先は闇という言葉もあるように、明日何が起こるかは分かりません。人生設計を完璧に組み上げて、その通りに人生を送れるなんてことはあまりないでしょう。アドラー的には、過去から現在、未来という流れではなく、今ここ(Now and Here)の点に注目します。人生は線ではなく、点の集合体であり、いまここで自分の人生は完結している、と考えます。自分の人生はまだ始まってないとか、たいした成果もないから中途半端だとか考えません。

ここで注意したいのは、いわゆる刹那主義というやつとは違うということです。刹那主義というのは、明日は分からないからもうどうでもいいやと、人生をいい加減に送ることです。しかし、アドラー的な考えでは今日1日何か(勉強とか仕事とか)をやった、その連続によって人生が形成されてるということになります。受験勉強でいうと、1日の勉強は即受験に直結はしないけど、分からない問題を解けたら嬉しいものです。模試で順位が上がったり、志望校判定が上がったら嬉しいですよね。そういう日々の連続の先に受験があるという考え方です。

フロイト的な原因論だと、あの時問題集を解かないで寝たからとか、夏の高校野球を見てしまったからとか、受験の直前に言い訳するのでしょうが、アドラー的思考だと過去は考えません。入試を受けるのは今の自分なのですから、今の自分を信じるしかないです。

最後に、人生にどんな意味があるのか。ありません。アドラーは、一般的な人生の意味はないと答えています。人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ、とも言っています。意味付けというのも結局他人の話なんですよ。お前の人生は空虚で無意味だ、と言われたら知らねーよと無視しましょう。他者の人生に引っ張られない、自分の人生を生きる、それが自由というものらしいです。ただ、自由と言われてもどうしてよいか分からない。そうですね。ですので、アドラーは「導きの星」というものをあげています。つまり、暗闇の中でも見上げれば星がある(例えば北極星みたいな)。それを目指していれば道に迷うことはないでしょう。その目標が他者貢献なのだそうです。

アドラー心理学に出てくる話というのは、一見バラバラなように見えて実は全てつながっています。それを理解するのはかなり大変です。自分でも、もう一度本を読み直してしっかり理解しなければいけないなと思います。お手軽な動画じゃあまりよく分からない。

今回もNさんのエピソードですが。ある時Nさんに旅行中の写真を送ったんですが、食事が地元の名物でなく吉○家だったことに激怒されました。「どうして君はそんなどこでも食えるものを選ぶんだ。旅行したら、地元の名産品を堪能しなければならない。」そうおっしゃいました。他者への介入半端ないです。これも、本当に自分と他者の課題の分離ができていない好例ではないかと思いました。なぜ、自分が地方の名物でなく、チェーン店を利用するのか。旅行のスタイルの違いもありますし、他にも理由はあるんですが、それをいちいちNさんに説明して同意を得る必要はないと判断しました。一緒に旅行していて、ひつまぶし食わせろというのなら、まだ理屈は通りますけど。同行しているなら、他者ではなく自分の課題ですからね。