コロナ感染疑い

新型コロナ感染の影響により、日頃の業務はテレワークになっています。ですが、業務上職場に出勤しないといけない状況もありますので、月に1~2回は現場に出勤することがあります。そんな中で、ある時職場で新型コロナ感染者が現れました。それは特に珍しいことでもないのですが、その人が出勤した日にたまたま自分も出勤していたため、いわゆる濃厚接触者に該当していないか確認のメールが来ました。

自分は、その人と面識もないし、知らない人の近くで長時間いた覚えもなかったので、該当しないであろうとの回答をしたのですが。その後、体温がいつもよりも高く出ることがありました。コロナ禍の中で体調管理をすることを命じられていますので、朝の体温測定も日課になっています。体温が高いといってもせいぜい37度付近ですので、一般的に高熱と言われる37.5度には達していません。ですが、リーダーから感染の疑いがある、直ちに医師の診察を受けよとの指示が来ました。

正直言って、ただ体温が高いだけで、コロナ感染の症状として言われる味覚異常はありませんでした。倦怠感なんてそんなのは日常的なものであって、コロナに起因するとも考えにくいですし。とは言え、命令ですので仕方なくかかり付けの(心療内科ですが)クリニックに電話したところ、すぐにPCR検査を受けられるとのことで受診しました。

結果は陰性とのことでひとまず安心しました。ところが疑り深いリーダーは、その後も毎日の体温を報告せよと言ってきたのでした。体温は測っていますし、味覚異常などの自覚症状があれば報告するつもりですが、なぜわざわざ体温を毎日報告せねばならないのか。これは万が一コロナ感染したらどんな仕打ちを受けるか分かったものではない。その時点で、今まで以上に仕事を辞めたい感情が強く湧き起こってきました。

最近の気温の上昇に合わせて、体温は若干高めに出ます。ただ基本的に37度未満ですので、それほど気にすることはないと思います。ですが、疑り深いリーダーは、体温が高い、これは異常だと言いたげです。診察を受けろと言うのですが、主治医はPCR検査を受けた時点で特に診察に言及することもなかったのに、本当に必要なのか。妙に心配性なのか、何か強迫観念によるものか。自覚症状があれば分かりますが、その兆候もありませんし、この時期の気温上昇によって体温が高めに出るだけなので、心配ないと思っているのですが。

体温の報告を義務づけられましたが、どうも36.5度以上だとおかしい、異常だ、診察を受けろと言われそうです。なので、余計な面倒を起こさないために変な温度が出たら測り直す。それでいいんでしょうか。無用のプレッシャーをかけることで、予期せぬ結果を招くのではないか。そう考えているのですが、頭の固いリーダーに伝わることはないでしょう。

こんな状態はいつまで続くのでしょうか。無用なプレッシャーによって、倒れてしまったらどうするのか。一応、適応障害とうつ状態の治療中なんですけどね。もう次に倒れたら潔く職を辞する。それでいいと思います。その後の生活は、なるようになるでしょう。生活が立ち行かなくなったら、その時はそれまでと言うことで。

人間ドックと再検査

今の会社は、ちゃんとしていると言いますか、年に1回健康診断(人間ドック)を受けられるようになっています。一定年齢を過ぎると人間ドックを受けることになりますが、半日程度なのでちょっと丁寧な健康診断といった感じです。でも、健康診断を会社負担で受けられるのは、ホワイト企業の条件とみていいのではないでしょうか。

昔入った会社では、入社前(契約社員採用と本採用前)に健康診断を受けろと言われ、診断項目もテキトーでそれでも1万円以上払わされたイヤな思い出があります。正直面倒なので、あまり受けたくないですが、会社負担であれば受けた方がいいのでしょうか。

そして、前回の人間ドックでは年齢的な要因もあるでしょうが、数項目ほど引っかかってしまいました。眼圧異常、糖代謝、肝機能、脂質の4項目です。特に会社への報告の義務はありませんと言われながら、最近再検査を受けなさい、一定額までは補助するよというメールが来ましたので、再検査というものに行くことにしました。仕事を休めるのもメリットかなと思いつつ。

眼圧については、眼科で検査してもらった結果、やはり高いです、しかし眼底検査で異常がなかったので視野角だけ測定して問題なければ経過観察ですね、とひとまずは問題ではない模様でした。視野角検査の結果次第ですが、特に自覚症状(目が痛いなど)はないのであまり気にしていませんでした。それでも、眼圧異常は緑内障の原因になると言われ、少し心配になりました。

糖代謝(要精密検査)、肝機能(要経過観察)、脂質(要経過観察)についてですが、直ちに入院とかそういう深刻なものではなかったようです。糖尿病内科、循環器内科の2カ所で検査を受けましたが、お医者さんからのコメントは共通して、①お酒を控えめに②食事を減らす③コーヒーはブラックにする④運動しましょう⑤毎日体重を量りましょう、という月並みなものでした。

お酒は数年前から控えていたんですが、ここのところテレワークが多くなり、そのストレスによってどうしても量は増えてしまいます。なかなか難しいです。食事は、糖質(酒、ご飯など)を取り過ぎない、1日1800キロカロリーを目安にする、コンビニ弁当などはカロリー表示を見ろとやや実用的なコメントがいただけました。血糖値(空腹時血糖)は高め、肝機能は要注意(γ-GTPなど)、脂肪肝も進んでるねという所見でした。ただし、すぐに治療が必要というものではないようです。

仕事中は眠気覚ましのためにどうしてもコーヒーは飲まないといけないのですが、砂糖入りはダメ(微糖タイプであっても)、ブラックにしなさいと言われたのですが、自分はブラックは飲めないので、カロリー低めのものか無糖タイプ(ミルクのみ)にした方がいいのでしょうか。

運動しろと言われても習慣的な運動をする機会がなく(草野球仲間などというものもいません)、テレワークにより家から出ない日もあるため歩くことすら激減してしまったのですが。それでも極力歩き回った方がいいらしいです。

結局、すぐに入院しろとか、体質改善のために薬を飲め、みたいな事態にはならず、ただの健康相談みたいな感じで終わってしまいました。ちょっと拍子抜けしましたけど、仕事をサボれたからいいか(コラ)。

しかし、それと同時に思ったのは、健康のためにはいろいろ我慢しなければならないということ、健康でいるということはおそらく長生きをするためなのではないかということです。つまり、逆に長く生きることを考えていないのであれば、健康管理などにいろいろ制限されて窮屈な生活を送らなくていいのでは?とも考えてしまいました。

ここで書くべきなのかちょっと悩みましたが、他に書くところがないので書きますけど、健康で長生きする、いつぞやの総理が言ったような人生100年なんてものにすがりたいなら、今すぐお医者さんの言いつけを守って健康的な生活にシフトするべきでしょう。しかし、あと数年でいなくなることがほぼ確定しているのに、10年先のことを考えるなんて無駄なのではないか、と思っています。

よく、健康を維持するためには家族の支えも必要だなんて言われますが、それは守るべき家族がいるからこそ、その家族を長く守っていくために自分が倒れるようなことがあってはならない、そのモチベーションと食生活などを注意してくれるパートナーなどがいるからこそ実現できるのではないでしょうか。守るべき家族もおらず、明日息絶えても構わないというスタンスでは、健康を維持しようという発想にはなかなか至らないのではないでしょうか。

こんな言い方をすると他力本願過ぎるという批判を免れないかもしれませんが、周りの人はどれだけ自分に生きていて欲しいのでしょうか。ただいるから利用する、いなくなったら存在を忘れる程度の関係性なら、無理に維持することもないと思います。本当に長く生存して欲しいなら、結婚を勧めるとか、もちろんパートナーを斡旋するとか、具体的なアクションがあって然るべきだと思います。それもなく、誰でも長生きを望んでいるなどと勝手な思想の押しつけはやめてもらいたいものです。

今回は、会社からの催促メールも来たことだし、その会社でも健康経営なんとかと言って、社員が将来を見据え健康的な生活によって未来に生きるというビジョンを持つことが大事だよみたいなセミナーがあったので、そういうものかなと再検査を受けることにしたのですが、やっぱり考え直すと自分に他の人のような未来はない、守るべき家族もなければ、生涯をかけて達成する目標もない(趣味は結構ありますけど、それは生きがいではなくただ苦痛を紛らす○薬みたいなもんです)。いろいろ我慢してまで存在しない将来とやらを目指す必要性はあるんだろうか?クリニックを出て帰る道すがらそんなことを考えて、やっぱりいらないなという結論に達するのにそれほど時間は要しませんでした。

人間ドック(健康診断)で異常値が出ても、費用の補助はありますが結果について会社への報告義務はありません。ということは自主性に任せるという意味なんでしょう。であれば無理に時間を割いて再検査に行くこともないな。あと数年で終了するプロジェクトの10年後の展望を語るなんて愚かなことだと思いませんか。磔の刑になったって明日に向かって生きていくのもよいかもしれませんけれど、自分にその覚悟はないみたいです。とりあえず布団の上で死なないこと、敢えて言うならそれが目標ですかね。

緊急事態宣言ついに解除

緊急事態宣言とかいって今年になってまたしても一部で騒いでいたようですが、ついにそんな宣言も終了するようですね。結局、緊急事態宣言とやらを発動しても感染者数が減ることはなかった、それに経済に与えるダメージが上回るということに頭の悪い政府のトップたちもようやく気付いたのでしょうね。3月22日(月)をもって1都3県に発令された緊急事態宣言を解除する。そんな簡単なことを判断するのにどれだけ時間がかかっているのか。スピーディに政策を進めるなんて言っている人たちのスピードなんてこんなもんなんですね。100m走るのに15秒かかる奴が13秒で走れたからスピードアップしたぞなんて自慢しているようで片腹痛いです。

GoToトラベル、GoToイートとか小手先の策に走ってましたかね。不当な自粛要請で被害を受けた業界に支援するというのは決して間違ってはいないと思います。ですが、GoToトラベルで人の流れが増えた、だから感染が広まったなんていう一部世論、そして専門家会議とやらがいかに無知で無用な存在であるか、証明されたのではないでしょうか。実際にコロナ禍における景気浮揚策を考えるなら、何をおいてもまずは消費税の凍結が一番だと思われますが、それも害悪である財務省に阻まれて実現しなかった。それどころか、GoToなんとかや持続性給付金の財源として、逆に消費税を上げようとしているという話さえあります。この国の不景気は消費税にとって引き起こされたのに、その反省もないんですね。

持続化給付金についても、いろいろ問題点が指摘されています。店の規模や業種、店などの固定資産の保有の有無を無視して、一律に6万円(1日あたり)を支給する。ニュースの上っ面しか見られない情弱連中はそれでだませるかもしれません。ですが、冷静に考えて営業形態、店舗や土地の保有有無によって毎月の固定費は大幅に変わります。店の規模に比例する人件費もそうです。あんな無能なマスコミさえ、店によっては休業によりバイトの人件費を削減して、かつ6万円の給付金をそのまま受け取れる(1日の純利益にできる)制度を非難するぐらいです。この国の政府は何を考えているのか。何となくの思いつきで国民の血税を無駄に浪費しているだけなのでは、と思わざるを得ません。

専門家会議とやらも十分に怪しいです。あんなにGoToトラベルが感染を拡大させた、とにかく止めるべきなんて言っておきながら、止めた後感染者は減りましたか?感染の拡大は収まらず、あまつさえ病院や特養ホームでのクラスター感染が頻繁に起こっており、GoToなんてほぼ影響がないことが案の定証明されました。GoToトラベルの影響は実際には10%程度であると言われていますね。

結果論ではなく、GoTοを巡る議論の中で、具体的にGoToトラベルによってこんなに感染者が増えました、止めたらこんなに感染が抑えられました、という根拠あるデータはついぞ公開されなかったではないですか。無能な政府が専門会会議とやらの言うことを真に受けて自粛要請だ、緊急事態宣言だと喚いた結果、経済はさらに落ち込み、感染者数が減ることはなく、全くの愚行であることが証明されただけでした。あの医師会ですら、そんな気がするなどと妄想を語る程度でしたし。

この国は少子高齢化社会になってしまった(もはや高齢社会ですが)ことが問題なのに、相変わらず余命幾ばくもない年寄りを優先する政治が行われている。それは、政治に無関心な若者に反省してもらいたいところですが、無用な自粛要請(という翻訳不能な言葉)によって若者が仕事を奪われ、命さえも奪われる社会は大いに問題です。死者が多いなどと言うのなら、例年のインフルエンザその他と比較しなければいけないのに、その検証もほぼ行われなかった。マスコミの視聴率稼ぎ、部数稼ぎにまんまと引っかかってしまってますね。最近の若者はオールドメディアを信用しなくなっているので、そこが少ない希望ではありますが。

今後は季節要因など考えて終息に向かうでしょう。ただ、日本など一部の国に限った話なので、オリンピックのために無理やり緊急事態を止めても、ちょっと大きな国体しかできないことは明らかです。そういう意味でも、あの政府は国民を守る気があるのか大いに疑問があります。

緊急事態宣言(2回目)について

明けましておめでとうございます。ずいぶん遅くなりましたが、今年もこんなユルイ感じでやっていきたいと思います。気まぐれに更新する謎のブログというスタンスは続くと思われます。

さて、一部自治体そして某女帝の圧力により、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)で緊急事態宣言なるものが再発令されました。飲食店の営業は20時まで(テイクアウト除く)、酒類の提供は19時までとか。前回の緊急事態宣言では、多くの店がその通達に従い営業時間を短縮しました。ですが、今回はどうでしょうか。多くのチェーン店などは通達に従っているようですが、一部チェーン店及び個人経営店では緊急事態宣言の自粛要請(日本語チェックツールで誤った日本語であると指摘されます)を無視するところも多いようです。政府は、緊急事態宣言に従わない店は公表すると脅していますが、以前と違い優良店として知名度を高める結果になりそうです。

だいたい、20時以降の営業自粛に何の意味があるのか。20時以降になったらコロナさんはおとなしくするのか。それと、東京都の女帝さん(この表現は個人的にツボったので使うことが多いかもしれません)が不要不急の外出を控えてくださいなどと言ってますが、不要不急とは何ぞや?遊びでの行動では感染リスクがあるが、お仕事関連では感染リスクがないというのか。あまりに非科学的で失笑するしかありません。

4月の緊急事態宣言が出された当時は、新型コロナウイルスに関する知識が乏しく、得体のしれない敵に恐怖した人も多かったと思います。ですが、無用な経済活動の自粛により、飲食業、旅行業その他の業種が壊滅的な被害を受け、新型コロナによる死者(ほとんどは70歳以上の高齢者)よりも生活の困窮による死者が上回る事態となって、無益な自粛よりは経済活動を進めることが必要であると多くの国民は認識したのではないでしょうか。それが、今回の緊急事態宣言の無視につながっていると思います。

あの女帝さんは、「大切な命を守るためにみなさんの協力をお願いします」みたいなことを言っていますけど、大切な命って何でしょう?余命いくばくもない高齢者たちの命は、前途ある若者の命よりも重いのでしょうか?あの発言の理由を解釈すると、「私に投票してくださる高齢者の命は大事です。選挙に来ないようなお前ら若造なんてどうでもいいんだよ」と言っているように思われます。

ニュースでは毎日のように「〇〇県で感染者が何人出ました。〇〇人の方が亡くなりました。」なんて言ってますが、よく聞いてみると死者の年齢は70歳、80歳、90歳?そんなのコロナじゃなくても死んで当然の命じゃないですか。たまにそれよりも年齢の低い人も犠牲になっていますが、基本的に基礎疾患があるか肥満体かそれなりの要因があります。

大切な人を守ろう、命を守ろうというなら、余命いくばくもない年寄りではなく、将来ある若者を守るべきではないですか。それと、これもあえて主張したいのですが、今の日本は少子高齢化が進んでいます。働く若者が働かない老人を支えるために苦しい生活を強いられています。年金の受給開始年齢が引き上げられる、支給額が安くなる、それは今の年寄(70代以上の高齢者)が多すぎるからです。自分は、コロナ禍を機に人口バランスの是正ができると期待しています。いわゆるBoomer Removerと呼ばれるものです。医療制度、年金制度の維持のために高齢者や重病人はご遠慮願って、若者が希望を持てる日本の国を取り戻そうではありませんか!

緊急事態宣言についても不審な点はあります。期間は1月20日~2月7日。何でしょう、この中途半端は期間設定は。準備があるから開始日時が遅いのはわからないでもないですが、なぜ終息する保証もないのに2月7日と短い期間で決着させようとしているのか。それは、その時期に春節(中国の旧正月)があるからだと言われています。妙な実績を作って、コロナは終息したとデタラメな事実を作って、またしても大陸から大量のコロナウイルスを輸入する気でしょうか。そうすれば春になっても終息することはないでしょう。政府の(一部有力議員の)策謀が見て取れます。それもまた、緊急事態宣言というものに国民が不信感を持っている要因ではないかと思われます。

緊急事態宣言が出ても、街の人出は減らないようです。これは国民が全くの詐欺である緊急事態とやらのペテンを見抜いているからではないでしょうか。最初は後遺症がどうとか言ってましたが、実はそれほど影響がないことがバレて、テレビのワイドショーなども新しいデマゴーグの発掘に躍起になっているようです。もっとも若者は嘘だらけのテレビは見ません。もはや年寄しか見なくなったテレビで無用な不安をあおり続け、それでも年寄りたちは旅行に出ます。これは自業自得なので、我々が気にすることはないと思います。さらには、一番危険なのは無症状者ですなんて詭弁も出ているようですね。年寄りこそが自粛して家にこもっていれば何の問題もないでしょう。この国の将来の発展のためには老害にはご退場願って、若者が安心して暮らせる世の中にしていきたいと強く思います。

 

実録ブラック企業

最近ブラック企業というのが話題になっていますね。特に不景気になるとそういうのが増えてくるようです。好景気で待遇のよい会社があれば当然そちらを選びますが、景気が悪く簡単に転職、就職できない、そんな時の受け皿(?)なのかもしれませんが、正直ブラックな会社に入るぐらいなら無職の方がマシなんではと思います。

自分も今の業種になる前のハ○ーワークにお世話になっていた頃に、そういう会社に遭遇したことがあります。最初の会社をクビになって(その時もいろいろありましたけど)、一念発起して結構業界では人気のある資格を取得しましたが、経験値のなさで(と言うより未経験でしたが)あっさりとお断りされることが続き、たどり着いた先がそのブラック会社でした。入りやすいことだけが取り柄ですね。

当時は社会人経験も浅かったので、そんな会社もあるのかと思ってましたが、今から思えばトンデモナイ会社でした。以下に、自分が経験したあり得ない(尋常な会社であれば)経験を書いていきます。これらに当てはまる会社はブラック企業と判断して間違いないと思います。でも昔のことだから、いや今でもありそうな気はするな。

  • 健康保険がない(未加入)
    福利厚生は悲惨でした。ほぼ無かったと思います。厚生年金がないのは小さい企業だから仕方ない?いや、それも問題なんですけど、国民年金があるのでまあいいや(よくない)。それだけではありません。健康保険もない。これはさすがに困る。ということで社長に聞いてきました。すると、衝撃的な答えが返ってきました。
    「忙しいのに手続きしてる暇なんかあるか!」
    え?これ模範解答なの?有限会社でも社員数40人ぐらいいますよね?この時点で労基署に行くべきだったと思うんですが、当時はそんな知恵はありませんでした。
    雇用保険は途中から付きました。「キミが頑張っているからご褒美で付けたんだ」ウソつけ。雇用保険に関しては非常用社員の加入が義務づけられたからだろうが。
  • 昼休み(休憩時間)
    社長(略しようがないので社長です)が言いました。「労働基準法で1時間の休憩時間を設定しないといけない。だから勤務時間から1時間の給料を引けるんだ。」おい、ちょっと待て。労働基準法には1日に1時間の休憩時間が義務づけられていますが、それは勤務中に昼食などの自由時間を与えるという意味で、拘束したまま1時間の給与を払わなくていいという意味ではないぞ。この人やべー人だなと思い始めた時でした。
  • 残業代
    当然、残業代(時間外手当)というものもありませんでした。「うちは単価が安いからその分時間で稼げ」なんてフツーに言われてそうなのかと思ってましたが、何時間働いても時間数×時給しかもらえません。深夜手当なんてものもなく(自分の場合は22時以降の勤務は基本ありませんでしたが)、休日出勤なにそれおいしいのという世界でした。ちなみにアルバイトでも法定労働時間を超えて働く場合は残業代(割増)が付きます。
  • 休日とは?
    ある時社長が言いました。「いいかい、仕事のない休みの日というのがあるけど、それは休んでいいんじゃない。待機してるだけなんだ。」ゑゑっ!なんですって?!確かにシフト勤務で突然穴が開いた(急病人など)時に、急だけど来てくれないかということはありますけど、そのために仕事がない日は家にこもって電話を待っていろと?旅行に行くなんてもっての外!あまり本気にしないことにしました。付き合いきれんわ。
  • 給料を払いたくない?
    社長も結構フランクな方で(決して褒めているわけではありません)、いろいろと楽しい本音を語ってくれました。その中でも印象に残っているのは、「本当は給料なんか払いたくないんだ」というお言葉でした。この人は会社経営をなめている。それは随所に感じられましたが、誰が好き好んでお前のために無償労働を提供するんだよ?何のメリットもないぞ!と呆れるしかありません。これでハ○ーワークに求人を出しているんだから、何を考えているのやら(当然ハ○ワの職員も含めて)。
  • 正社員(正規雇用)?
    社長がある時言いました。「キミは正社員なんだから。」上記の事柄から考えても明らかにおかしいんですが、時間給(残業、深夜、休日手当なし)、厚生年金、健康保険もなし、そんな正社員なんているんですか?どうもこのオヤジは正規採用=定期的に働いているという考えのようでした。決まったシフトで時間給で働くのが正社員ならコンビニの店員なんてみんな正社員だよ。自分の勉強不足を恥じるしかありません。

こういう会社が社会的に存在を許されるなんて、そしてそんなク○会社に世話にならなければならない自分っていったい。と悩みもしました。ですが、頑張って仕事に打ち込んでいれば、捨てる神あれば拾う神ありという言葉もあるように、救い主が現れました。雑談の中で自分の悲惨な状況を話すと、「なんだよ、その変な会社は?そんなところなんか辞めてウチへ来いよ!」となんとも勿体ないお言葉をいただきました。その呼んでくれた会社は、厚生年金、健康保険はもちろん、残業代も休日手当もある、なんと労働組合もあるという大きな会社でした。それでも給料が大きく増えることはありませんでしたが。

自分にとって、ブラック企業はあまり嬉しくない、そして望ましくないですが、新しい業種への入口だったように思います。でも、ちゃんと労働条件などを見てまともな会社に入るべきだと思います。そしてやはりハ○ーワークはダメだわ。まともな企業はお金をかけて人材を募集します。無料で真偽不明の求人広告を出せるところは、例え公共施設でも信用ならない。それが社会勉強の結果得たものかもしれません。