トンネルの続き?

さて、そんなわけで劣悪な職場環境に心身をボロボロにされたわけですが。

休日にもかかわらず、営業から連絡があったので、事の次第をなるべく冷静に伝えました。その結果、後のことはやっておくからとにかく休んで、それと週明けはとりあえずお休みしますと言う旨を現場に伝えておいてね、と指示されました。

月曜からもお休みか。とりあえずぐったりしながら今後についてゆっくり考えたいと思います。それにしても、不思議な現場だったな。あんなに味方のいない現場なんて初めてかもしれない。今回の要因となった現リーダーについて、前リーダーにさりげなく聞いてみたのですが、仕事が忙しくて焦っているんだろう、お前の仕事のやり方がまずいからそうなるんだという愛にあふれたお言葉をいただきました。ちょっと待て、最初の段階で相当いい加減な対応(と言うよりほぼ放置)で仕事を振ってきて、足りない分はお前からアプローチして探り出せって、超能力か何か特殊技能がないと無理だろう。まともな業務説明をしない相手に対して、気を利かせて適切な質問を繰り出してしっかり仕事しましょうなんて、自分がリーダーだったらとてもじゃないがそんな恥ずかしいこと部下に言えないよ。それがまかり通っている時点で、あの現場(親会社は丸投げだからあまり影響してない)は腐ってるよ。

何らかの方法でこの惨状を公表してやろうかと思いつつ、そんなこと考える余裕もないほど傷ついてしまったので、善後策を検討中です。ともかく、約1ヶ月の休暇を確保したので、ゆっくり静養しつつ物思いにふけろうと思っています。

トンネルを抜けるとまたトンネル?

あのブラック会社から抜け出して、所属会社としては改善されましたが、新しく入った現場はそうでもなかったみたいです。最初はよかったんですけどね。と言っても、配属1週間でいきなりマシン室に籠もりっきりでひたすら検証をする日々でしたけど。

12月になって新しい案件を割り振られて、そこからが地獄でした。ろくな業務(システム内容)の説明もなく、いきなりドキュメントを作らされる。しかも、担当リーダーの流儀があるらしく、それに沿わないと提出物を認めない、あまつさえその順番を守らないと成果物がゼロだ、どうする気だと恫喝する。初めのうちは静かだったんですが、だんだん本性を現し始め、途中からは毎日進捗はどうなっていると詰め寄る。最初の説明もろくにないのに、いきなり進捗がどうとか、いやその前にシステムを理解しないと何もできないんですけど。そんな理屈が通じる相手ではなかった。それどころか、今までどんな仕事をしてきたんだと、まるでまともな仕事をせずに遊んできたような言いがかりを付ける。これでも10年選手なんですけどね(激怒)。

そんな状態が毎日続き、ついには精神に異常を来すようになったみたいです。情けない。かかりつけの医者に行き、相談の上、診断書をいただきました。それも有料なんですけど(怒り)。

配属当初からの問題だったんですけど、空席がなく、自分だけチームのメンバーと離れた席に座らされ、情報隔離があったこと、それを埋めるべく努力はしましたけど、彼らとしては不満だったんでしょうね。テレパシーでも送ってくれないと、あんたらの雑談なんて聞こえないよ。その情報格差を全く無視した処遇に苦しみ、ついにはダウンすることになるとは。

もともと余剰人員だったみたいで、メンバーの一人からそれを仄めかす発言もありました。それよりも、こんな扱いを受けるのは約10年の業界経験でも希有なことなので驚いております。あの職場が異常なのか、今までの生活が幸せすぎたのか、それはなんとも言えませんが、とりあえずお休みをいただいてゆっくり考えたいと思います。生活資金の問題がクリアされれば、こんな業界すぐにでも抜けてやるのに。

マイナス給与

業務によって倒れて、それがために会社を辞めることになったわけですが。最後は働いていないからということで、給料は出ず、なぜか社会保険は入っていたから(会社に所属していたから)、その分は払えとご丁寧に顧客向けの請求書が送られてきました。それを支払うと、見事に給料がマイナスとなるわけです。

今まで、自慢にならないけど、不本意ながら会社を去ることはありました。でも、給料を払わないのに追い打ちのように控除分を払えなんて言ってきた会社は初めてです。こんなところにも、あの会社のクズぶりがうかがえます。やっぱりそうなんだ、あの社長は表面上優しそうでも、結局は金の亡者だった、社員を金儲けの道具としてしか見ていないんだ。それがはっきり分かる出来事だったと思います。

ある人に言われたんですよね。その人も昔同じ職場にいたことがあって、あの会社に引っ張り込んだ人があの会社でマネージャーをやっているんですが、それを聞いてあんな奴が役職に就いてることがあり得ないと。つまり、あの会社はその程度の会社だったと。焦って選択を失敗してしまったんですね。まあ、人生の選択肢で失敗したことは数知れないし、別に仕方ないとも思います。人生にリセットボタンがあれば、何度でも押すのに、そんな言葉も聞いたことがあります。でも、リセットボタンよりもセーブポイントが欲しいな。失敗したら、戻れるポイントが。

2年で2回も倒れて休職に追い込まれるなんて、なかなかのブラック会社だったな。さすがに給料がコンビニバイト以下なら1ヶ月で辞めていたけど、給料はそこそこだったので油断したんですね。決してよくはなかったですけど。

今の会社は、社長が社員のことを思ってくれていることが分かったので、大丈夫かと思います。もう、失敗していい年齢じゃないから、しっかりしなければ。では良いお年を。

傷病手当金

病気で休養している間、会社は全く生活の保障をしてくれない。会社都合または休職の場合でも6割程度が給料の一部が支払われるのが普通だが、あのブラック会社にはそんな常識は通用しない。その代わり、傷病手当金なら出るという。

気になったので、傷病手当金なるものを調べてみた。つまり、業務外のけがで勤務することが困難になった場合に、健康保険から支払われる補償金のことらしい。勤務外だと?バカを言ってはいけない。勤務による過重な負荷によるストレスでうつ状態になったのに、業務外のけがで済ませようとしているのか。これが、あの会社のやり口なんだね。

前はそれでも、まあ、お金が出るならと思っていたけど(要するに無知だったわけだ)、今回はそれすらも渋ろうとしているように見受けられる。そういう展開を見越して、既に横浜北労働基準監督署に労災の申請をする準備を進めている。あのブラック会社に正義のメスを入れる時が来たのだ。場合によっては、会社ごっこを終了してもらうことになるかもしれない。それもこれも自分に喧嘩を売った報いなのだから、仕方のないことだ。

戦わずして負けるのは屈辱だ。まだしっかり戦ってその結果負けてしまうのなら、まだ納得は行く。そんな心構えを忘れないように、しっかり行動していきたい。ブラック企業はつぶせます。役人がサボっていなければ、ちゃんと仕事をすれば、世の中はきっと良くなります。その活動をさらに進めていきたいと思う所存でございます。

そして退社へ

業務が原因で倒れて、その後の会社の対応などを考えて、やはりこの会社を出るしかないという結論に達したため、やむなく退社という形を取ることになった。

仕事が合わないだけなら、別の職場を紹介して下さいと言えばすむのだが、そういうわけにもいかなかった。細かいことを書くのもなんなので、簡単に書くと、自分のスキルにマッチした仕事を営業が探せない、現にアンマッチな仕事をさせられ、年齢的にも結果が求められる立場であることから、仕事が遅い、できていないとほぼ毎日責められ、それがために倒れたことがあり、今回はスキル的にこなせるが現場の状況、文化(好きな言葉じゃないけど)が合わず、さらにはパワハラまがいの(いや、パワハラだろうな)叱責を受けることも多く、それに耐えきれなかったのだ。それに加えて、総務から「2回目の休職が一定期間続くと自己都合で退職してもらう」という通告を受けたのも大きいと思う。会社のために働いて、その結果休職を余儀なくされたのに、会社の責任を無視して全く個人の勝手な都合として追放しようとしている、つまり会社が社員をただの金儲けの道具として扱っている、そんな体質がはっきりと見て取れた。そんな薄情な会社のために働こうと思うだろうか、頑張りたいと思えるだろうか。技術のないシロート同然の若造なら、諦めてそこに留まるのも間違いではないが、あいにく自分はいっぱしの技術者だ。そんな不当な扱いに耐えるほどへっぽこではないと思っている。

それと会社の性質として、社長の近くにいないと給料が上がらないのは、エンジニアにとって致命的な事だと思う。社長のそばにいて、何を求めているか考えるべきなんて言うやつもいるが、ずっと現場(客先)にいて本社にいることが稀なエンジニアにそんなことはできない。そして、それを証明するかのごとく、ボーナスが出るのも昇進できるのも社長の取り巻きしかいない。売り上げはエンジニアが持ってくるものでしょ。それを蔑ろにするようではね。そんな会社は先が見えている。

幸いにして、捨てる神あれば拾う神あり、昔の仲間が拾ってくれるような展開になっている。今度こそは自分を生かせる職場に出会えることを祈っている。ブラック企業に出くわしても、そこから抜け出すためにはある程度の力が必要だと思う。その力を付けることが大事なのかなと、改めて思った。