仕事の量が増えた、休日出勤が別チームのためになくなった。そんなことぐらいで参るほど柔ではないと自負していたのだが。やはり、精神的なダメージというものはいかんともしがたいものだ。
そんなわけで、恥ずかしながらついに倒れてしまった。と言うよりはTKOに近いかな。行きつけの病院には2ヶ月前からずっと症状を訴えていたけれど、休暇前のレビューがあまりにひどい内容で、それはもはやパワハラ(いじめ)のレベルに達する悪質なものだった。しかも、休暇期間中も現地作業の対応(電話待機だが)をさせられ、必要以上に無駄な負荷というか、いらない心配を煽るバカなプロパーのせいで、ちっとも休めず、結局休み明けになると、体調が最悪の状態になってしまい、とりあえず現場に休む連絡をして、午後の診察時間に病院に駆け込むことになった。そして、担当医と相談した結論は「休みましょう」ということであった。
ここ2ヶ月の仕事の無茶ぶりの仕方、さらにレビューなどでの異様な圧迫は、何をしたいのやらさっぱり理解不能なものであった。依頼業務の範囲を大きく逸脱するような越権行為を強要し、無駄な心配を煽り、自分の意見をひたすら押しつけ、こちらの言うことはほぼ無視。これが就活生に人気のIT企業だなんて、最近の学生たちは情報収集能力が著しく低いんだなと失笑を禁じ得ない。
などと他人を笑う余裕さえもなくなり、自宅でもらった薬を飲んでぐったりする毎日になってしまった。幸い、この現場は契約の都合で(営業は基本的に詳細を隠すので実態は分からないけれど)、今月限りの業務だそうだ。ならば、ここを離れるベストのタイミングと言うことになる。そもそも、2年間で2回も倒れるなんて、相当異常な状況であるし、アンマッチな案件を引っ張ってきて、そこへ押し込むのが腕の見せ所などと戯言を抜かす営業がいるような会社では、エンジニアはたまったものではない。早々にお別れを伝えようと思う。その後は、しばらくゆっくりするか。