今の会社に入る時、希望額を伝えたのだが、なかなかそこに到達せず、結局前職よりわずかに高い待遇で妥協して入社したのであった。それから、約3年・・・
結局、給料は上がらない。しかもボーナスも出ない。あまつさえ、残業手当、深夜手当も出ない状況である。(さらに、雇用契約書に、それら手当を要求しない事って書いてあるんだけど、何だよこれ?)これって労基署に訴えれば改善されるのかなあ?
一回だけだが担当営業から、「いくら欲しい?」と聞かれたことがあった。その目標に向けて必要な対策を一緒に考えてくれるものと期待して希望額を伝えた。ところが、返ってきた返事は想像を絶するひどいものであった。「この会社で一番もらってるの誰だと思います?」それはきっと最上位にいるSEの〇〇さんでしょうね。そう答えると、やつは嬉しそうに「そうですよね。〇〇さんならこのぐらいもらってますよwww」それで話はおしまい。結局、自分が希望額に届くにはどうすればいいかなんて話になることもなく、無駄話が終わってしまった。マトモな会社の営業なら、「その金額なら、必要経費を含めていくら必要だから、この金額で(お客さんに対して)交渉しますね。」ぐらいは言ってくれるものだが、それすらないなんて。きっと上層部から、給料の話をされたらはぐらかせぐらいのことを言われてるんだろうなと、絶望したのは言うまでもない。
普通の会社なら、仕事を頑張れば、実績を上げれば、それによって給料は上がるもの。昔みたいにベースアップだとか定期昇給なんて期待してないけど、頑張れば上がるものと期待するから仕事を頑張るんだ。ところが、最近の経営者は、社員が仕事を頑張っても、「こいつこの給料でこれだけ働くんだ。助かるなあ。」ぐらいにしか考えず、給料を上げてやろうなんて気にはならないらしい。営業の中には、頑張るだけでなく社長にアピールすることが大事だ、なんて言う輩もいるけど、SEって現場だけでいっぱいなんだよ。そんな余裕なんかない。結論として、より多くの収入が得られる会社に移ることが必須となるのは、自明の理なんだろうか。大企業であれば、査定制度があって、ちゃんと仕事をしていればそれに伴って昇給、昇格していくものだが、中途半端な中小企業ではそれは難しいことを悟った。中小企業を彷徨う雑草にとって、昇格とは会社のレベルを上げることなんだな。それは長い社会人生活(底辺の)を過ごして、実感してきたことだ。
だから、安っぽい会社で薄給に苦しむ社畜の人たちに言いたい。自分の価値を認めてくれる会社に行かなければいけない。でも、その前に自分の価値を高めることも大事だと。みんなが正しい会社に入って、適切な収入を得られるようになれば、ブラック企業なんて消えてなくなるのに。その考えは甘いのだろうか?