職場のさらにその後について

若手を迎えて、いろいろ教育しながら仕事を進めていこうか。その矢先に、別チームに飛ばされてそのチームの独自のやり方に当惑する日々を送っていましたが、どうやら一定の結論が出たように思います。

7月も終わり、ひどい1ヶ月だったなと思っていたら、担当営業から1本の電話がかかってきました。「来月で終了(現場から退場するってことです)だって言われたよ。」担当営業の声からは慌てた様子が窺えましたが、こちらはそうですかと冷静に答えました。

実はこの惨状を黙っていても仕方ないので、担当営業や上位会社の営業など関係者には伝えていました。それを受けて営業サイドでも、話し合いの場を持ったり(食事とか)いろいろ対応を考えてくれていたようなのですが、現場のスピード感は伝わっていなかったようで、何とか修復できると思っていたみたいです。ですが、現場ではお互いに「お前いらないよ」みたいな空気が流れていましたし、この現場を去ることは驚きではなく想定内の出来事でした。ただ、決断が随分と早かったな。普通は1ール(3ヶ月)ぐらいは様子を見るものだと思うんですけどね。

まあ退場の理由としては(先方の言葉ですが)、コミュニケーションが取れていない、リーダーシップが取れていないということらしいのですが。コミュニケーションに関しては必要なことは確認したつもりなのですが、先方としては頻繁に電話して欲しかったらしいです。そして、完全な形で資料を出して欲しかったと。それは仕事の進め方の問題なので、なんとも言えませんが。2番目にリーダーシップのこと。これはレビューなどの際若手がわりと前に出るタイプだったので、とりあえずやらせて困ったらフォローしようと思ったのですが、どうもそれが気に入らなかったらしいです。ベテランなのにリーダーシップが取れていないと。さらには、ドキュメント作成はベースがあるのですが、比較ツールを駆使して誤記をなくすようにすべきだ、とそれも後から言われました。それぐらいして当然だと思っていたと。思い込みで作業を進めていたという批判もいただきました。先方が忙しそうなのである程度は自分の判断で作業するのは悪くないと思うし今までそうしてきたのですが、彼らはとにかく頻繁に質問をし(彼らにとって)齟齬のない状態で資料を提示して欲しかったらしいです。人に対して思い込みで作業を進めていると批判しておきながら、彼らも思い込みで判断していたわけです。双方に問題ありだと思うんですが。もちろん、そこは自分も反省すべき点だと思いますけど。もう訳わかんねーよ。って言いたいです。

それで、彼らのご期待通りの動きができなかったので、早々に退場を決めた。ということのようです。何でしょうね。もしかしたら、こちらが土下座して謝罪して許しを請うとでも思ったのでしょうか。残念ながら、あれだけの侮辱を受けてそれはないです。自分にも貧弱ながら業界で長くやってきたプライドはあります。あんな扱いを受けて残りたいとは思わない、むしろ1日でも早く抜けたいと思っていたのに、命乞いをするなんてそんな愚行はいたしません。

正直言って限界に来ていました。退場と言われなかったら、自分から去っていたことでしょう。そういう意味ではありがたかったかも。

蛇足ですが、あのチームリーダーの元では若手が何人もつぶされていたそうです。彼らはいじめられながらも声を上げることができず、消えていったとか。そんな実績十分(?)なのに新しい人員を送り込む会社っておかしくね?後は、えーと、自分みたいなベテランもやはりそのリーダーと合わず放り出されて、相方の若手が残されたことがあったそうですが、若手一人じゃ仕事が回らない!と慌てて呼び戻されたらしいです。その人はそれ以来いびられなくなったみたいですけど。自分もそのパターンなの?大丈夫だよ!自分は絶対に復帰しないから。新しい現場も決まりそうだし、もし決まらなくても戻ることはないでしょう。

心残りは若手のことですかね。根性はあるけど、スキルは正直頼りないです。できる限りは教えるけど、1ヶ月でどこまで伝えられるか。上記のように若手一人が現場に残され、いざやってみたら思ったほど働けなかった。しまった、あのベテランがいたからこそこいつ仕事できていたんだ。そんなことを愚かにも繰り返すなんて、やっぱりあのリーダーアホだな。でも、土下座されても戻る気はないし、会社が戻れと脅迫するならその会社も辞めてやりますよ。自分のスキルと経験はそんなに安っぽいものじゃない!

職場のその後について

さて、ポンコツを追い出し、期待の(?)若手を迎えこれから頑張っていきましょうというところだったんですが。。。

新しいメンバーは他業種の経験はあるものの、こちらの業種での経験が少ないため自分とペアを組んで仕事をすることで、現場とも合意していました。ところが、7月をもって別チームへの転属が決まりました。今までのチームであれば作業内容や動き方(これが結構重要なポイントになりました)が分かるので、何の問題もなかったんですが、チームが変わるということは今までのやり方ではなく、新しいチームなりの仕事の進め方などがあり、それを理解した上で仕事をしないといけません。

このチーム(移ったチーム)は、大人数ということで毎週ミーティングがあります。それは別にいいんですが、業務終了後に日報を書きリーダーに提出しなくてはなりません。そして、その日報というのが案外厄介なものでした。普通は手持ち業務の進捗と予定ぐらい書けばいいものですが、そのチームの日報(以下、日報と書きます)は、例えばドキュメントでもシート単位(ページ単位)での進捗を書かなければならない(もちろんパーセンテージで書くんです)、作業での問題点とその対策について書く、また資格の取得を推奨、いや強制しておりその進捗状況も書かなければなりません。

日報で何が面倒かというと、ドキュメント(手順書とか)でもページ単位で進捗を書かなければならない、前日との差分(何%から何%になった)の記載が必要など細かい点、さらに問題点とその対策についてはやたら気にしているようで、問題点を挙げ具体的な対策を書かないと、翌日怒りのメールが飛んできます。毎日問題点があるわけでなし、そんなこといちいちこだわるほど暇ではないし、正直言ってそれほど業務の評価に影響するのか疑問です。影響するとしたらおかしいです。もっとも、あんたらが評価とやらをしたところで給料が上がるわけではないし、そういう意味では全く無駄です。リーダーの自己満足以外の要素はゼロです。

問題は日報だけではありません。むしろ日常の業務の方にありました。案件のリーダーが自分たちと別の建物にいるので、なかなかコミュニケーションが難しい面もありましたが、分からない情報は確認するとして細かい点はレビューなどで確認すればいいと思っていました。しかし、先方はその前に不明点を全部つぶしてレビューなどでは完璧な資料を出さなければならないと考えていたようです。そんなのお前の趣味だろ。ただ、意見が異なった場合先方が強いのは仕方ないことです。そうこうしているうちに段々我々の評価は下がっているようです。こちらは経験の少ない若手を教えるのに必死で、そんなローカルルールに構っている余裕はないんですけど。

しかも問題は(これ多いな)、そういうことをはじめに説明されればちゃんとそれに沿って行動できるのに、後からさも当たり前であるかのように言ってきて、できていないと批判することです。後出しジャンケンの不利をまともに被りかなり当惑しています。郷に入ってはという諺もありますが、これはあまりにひどい。過去幾多の現場を経験してきましたが、こんなひどい現場はなかなかお目にかかれるものではありません。

さらにひどいのはチームのリーダーが、そのやり取りをメールでチェックしていたのか、レビューに同席した際、開口一番そのやり取りのずれに対して批判を始めたことです。それは今言うべきことなんでしょうか?レビューの内容と関係するのでしょうか。あまりに配慮のない、そして無礼な言動に呆れかえりました。こんな所で仕事を続けるのは難しいな、若手の育成もこれでは満足にできないだろう。そう思っていましたが。