さて、職場の問題児(以下Mとする)がようやく職場を去ることになって、ほっとしているわけですが。彼の言動を振り返ってみたいと思います。ある日のこと、Mがこんなことを言いました。「いつも作業のツールなど作っていただいてありがとうございます」普段、文句ばかりで感謝なんてしないようなやつが急にそんなことを言うので、そうかようやく改心してくれたか、と最初は嬉しく思ったのですが。。。それに続けていった言葉はと言うと、「実はこの現場での業務が終了することになりました」だったのです。要するに現場を追放されることになって、急に神妙な気持ちになったのでしょう。つまり、そうでもなければ感謝する気持ちも起きないと言うことです。これだけでも、彼の人間性がうかがえようというものです。
では、Mは反省したのか?残念ながらそうではないようです。Mは、業務終了が決まってからしきりと「オレは優秀なエンジニアなのに、クビにするとはどういうことだ」とか「オレを超えるようなスキルを持つ者はいない」などと意味不明な発言を繰り返すようになりました。しかし、Mがエンジニアとしての基本動作もできないポンコツであることは彼を知るものが誰しも認めるところです。それなのに、スキルの低さと裏腹になぜかプライドだけは一人前に高いので、それも厄介なところです。正直言って、彼の扱いに相当苦労しました。彼が事故るのは勝手ですが、こちらにまで影響すると大変なので仕方なくフォローをしていたのですが、それが彼をつけ上がらせ、オレは優秀だと勘違いさせる原因だったとも思いますので、その点は反省しています。
彼が間違った行動に走らないようにツールに工夫をしてフールプルーフを入れたり(本来は必要ないものですよ)、ログを見る能力のない彼のために作業を肩代わりしたり、それでもチェック漏れがあったために作業をやり直す羽目になりました。ちなみに、その日Mは酒の飲み過ぎで仕事をサボりました。体調不良なんていってますけど、彼の行動はお見通しなので心配することはありませんでした。
スキルの低さ、作業のまずさ、勤務状況(基本的に遅刻し、仕事があるのに定時に帰ろうとする)、どれをとっても最悪のエンジニア、いや作業係だったと思います。元請会社が選んだ(面接で通した)ので、なかなか難しいと思ったのですが、最後には彼の劣悪さをみんなが認めて、そのおかげでMは退場することになったわけです。ああ、またMが何かつぶやいている。無視しよう。