業務が原因で倒れて、その後の会社の対応などを考えて、やはりこの会社を出るしかないという結論に達したため、やむなく退社という形を取ることになった。
仕事が合わないだけなら、別の職場を紹介して下さいと言えばすむのだが、そういうわけにもいかなかった。細かいことを書くのもなんなので、簡単に書くと、自分のスキルにマッチした仕事を営業が探せない、現にアンマッチな仕事をさせられ、年齢的にも結果が求められる立場であることから、仕事が遅い、できていないとほぼ毎日責められ、それがために倒れたことがあり、今回はスキル的にこなせるが現場の状況、文化(好きな言葉じゃないけど)が合わず、さらにはパワハラまがいの(いや、パワハラだろうな)叱責を受けることも多く、それに耐えきれなかったのだ。それに加えて、総務から「2回目の休職が一定期間続くと自己都合で退職してもらう」という通告を受けたのも大きいと思う。会社のために働いて、その結果休職を余儀なくされたのに、会社の責任を無視して全く個人の勝手な都合として追放しようとしている、つまり会社が社員をただの金儲けの道具として扱っている、そんな体質がはっきりと見て取れた。そんな薄情な会社のために働こうと思うだろうか、頑張りたいと思えるだろうか。技術のないシロート同然の若造なら、諦めてそこに留まるのも間違いではないが、あいにく自分はいっぱしの技術者だ。そんな不当な扱いに耐えるほどへっぽこではないと思っている。
それと会社の性質として、社長の近くにいないと給料が上がらないのは、エンジニアにとって致命的な事だと思う。社長のそばにいて、何を求めているか考えるべきなんて言うやつもいるが、ずっと現場(客先)にいて本社にいることが稀なエンジニアにそんなことはできない。そして、それを証明するかのごとく、ボーナスが出るのも昇進できるのも社長の取り巻きしかいない。売り上げはエンジニアが持ってくるものでしょ。それを蔑ろにするようではね。そんな会社は先が見えている。
幸いにして、捨てる神あれば拾う神あり、昔の仲間が拾ってくれるような展開になっている。今度こそは自分を生かせる職場に出会えることを祈っている。ブラック企業に出くわしても、そこから抜け出すためにはある程度の力が必要だと思う。その力を付けることが大事なのかなと、改めて思った。